Mt_kawani の かわら版 2014.3.9号
山域・山名:八ヶ岳;天狗岳
期 日:2014年3月8日(土)~9日(日)晴
メ ン バー:坂本圭一(L・車)、取違憲明、山田篤史、川野 整、
行程:
3/8 相模原(取違宅)3:30==6:30渋御殿湯P7:10--八方台分岐8:20~35--唐
沢鉱泉分岐9:05—10:12黒百合ヒュッテ
3/9 テン場6:30--東天狗岳7:58~8:15(川野のタイム)--天狗ノ奥庭分岐合
流8:35—9:55テン場10:45—12:45渋御殿湯P13:10—途中食事14:45—諏訪
南IC—17:20相模原(取違宅)
当初、本沢温泉から(温泉に入りたいので)と考えていたが、雪が深すぎるとの情報を得て変更した。
坂本車で山田、川野、をPUしてもらい取違宅を3時30分出発 し、諏訪ICから湯のみち街道を走って、積雪は昨年より多いがトラブルもなく渋御殿湯へ着く。手前の駐車場は満杯だけど渋御殿湯玄関左手奥は充分空いていた。
◇渋御殿湯前出発時
到着すると雪が降ってきてその中での出発となった。トレースもあり、登山口の橋からの取り付きもアイゼンなしの歩行で登れた。一昨日の黒百合ヒュッテから得た情報では5日に40cmほどの降雪があったと…(2月14日の大雪東京都心27cm、その日、本沢温泉では2。0mの積雪とのこと) 輪カンは不要と感じたがトレース不確かな情報もあり折角持参したので持っていくことにした。
◇八方台分岐にて1本立てる。雪は止んできたようだ。
◇かなりの積雪量だ! 下山時ゾンデ棒で測定したら165cmであった。
(唐沢鉱泉分岐の手前の平地;坂本、山田持参)
◇黒百合ヒュッテのテン場。
やはり雪は昨年(3/2)より多い。設営が済むと、山田、坂本両者は東天狗経由~西天狗へ向かい、何と2時間で駆けてした。
早ぇ~なぁ~ 若い体力のなせるワザか、訓練の賜物か・・・出発して間もなくはガスって風も強かったが帰ってくる頃には晴れて穏やかになった。
◇テン場周辺のアチコチで、新しいビーコンの使い方や性能・精度を確認した。
なお、坂本さんが手持ちのGPSの付属の温度計で測定した最低気温は-19℃
であった。 中央で掘っているのは弱層テストの講習をしている他パーティ。
✤坂本さんのコメント
「昔のビーコンを使用したことないですが、このビーコンはかなり精度高いですね!確実に1m以内に誘導してくれる。
アンテナが3本内蔵してあるので、昔のように受信者のビーコンの向きや高さなど調整しながら捜索する必要はかなり減りました」
岩峰脇を急登する。
9日、6時半出発。昨夜夕食に炊いたごはんの処置が不充分でカチンカチン!
雑炊に時間がかかって遅れた。
(夕飯は海鮮キムチ鍋(食当;坂本) 朝は残りを使った雑炊)
晴天なるも風は強い・・・メガネ・サングラスが曇るので鼻を出すと痛い!とはいえ、この時期では当然と認識しなきゃ~ならんでしょう。山頂まで雪上の登降で岩稜を歩くこともミックス箇所もない。
◇東天狗岳頂上を直下から望む
H2480m付近から山田、坂本さんは先にいくことにした。先頭を登っている私のペースでは退屈でしょうがないであろうし、行動範囲が狭まるというものだ。自分もその方が気楽である。取違さんは私に東天狗まで付き合ってくれた。
◇東天狗山頂;
◇東天狗岳から南八方面を望む
360度の展望は正に八ヶ岳随一である。赤岳、阿弥陀岳、蓼科山は勿論、南ア、中央ア、御嶽山、北ア、頸城ア、浅間山、奥秩父・・・と欲しい儘だ!!
★取違さんが西天狗に向かったあと更に展望を楽しんでいると山田さんが登ってきた。坂本さんと二人は、天狗の奥庭分岐からトラバースで西天狗岳に登り、東天狗へ、更に西へ行ってそして東に戻ってきたところであった。取違さんを追っかけて又西へいくので奥庭の分岐で落ち合いましょうと言う。二人は雪稜を駆け巡っては楽しんでいるようだ。それともトレーニングか!
◇東から西天狗方面を望む
分岐で少し待つと 3人でトラバースルートから戻ってきた。天狗の奥庭の方を見降ろすと一筋のトレースが見られたので、このルートで降りることにした。ところが、途中からはトレースと見たのはスキーのシュプールであった。だが、先行している人が手前にいて助かった。その後6人ほどが追い抜いていった。とはいえ、つぼ足で結構潜り込んだ。
◇天狗の奥庭の取違さん(右)と山田さん。中央が西天狗、左奥が東天狗
坂本さんはもようしものがあってテン場へ急いだ(笑)
私のような老骨(76歳6月)は、もうと言うより既に、勿論、若いひとには付いて行けないが、今回のような山域と計画での行動なら一緒に来られて仲間に入れて貰える。そして彼等が受け入れてくれるので大変に嬉しく感謝したい。ここ天狗岳も、十数年来正月には毎年続けて訪れていた(赤岳周辺)私が、初めて厳冬期(2月)に来て以来度々訪れており懐かしい。