ミツバ岳~世附権現岳(西丹沢) |
記録 : 嶋村
期日 : 平成17年4月1日(日)
目的 : 植物観察(ミツマタの花の観賞)
メンバー: 嶋村タ(CL)・川野(SL)・福田・平・服部・古閑・下河内・嶋村ア・河口 計9名
行程
JR相模原6:00♯♯♯6:10町田6:20♯♯♯7:03新松田7:20(バス)===
8:10浅瀬入口バス停8:15―――8:45駐車場(トイレ)8:55――9:10滝壺沢橋登山口―――10:30ミツバ岳11:00――
―12:35世附権現13:00―――13:25二本杉峠13:35―――14:15室生神社――14:25細川橋バス停
14:56(バス)===16:10新松田駅
今年は暖冬の影響で、花の咲く時期が早くなっているよう。
桜も満開を過ぎようとしているし、ミツマタの花も街中では3月中ほどより見かけた・・・なんて話も聞くと今年は少し遅い
かな。前日PM7時の予報では天気は晴、気温も20℃近いようでまずまずのハイキング日和となった。
小田急新松田駅では、長老の福田さん、平さんをはじめ、日頃会山行でご一緒することの少なかった河口さん、服部さ
ん、等多彩なメンバー9名で賑やかなハイキングとなりそうな予感。
7:20発、西丹沢教室行きのバスは登山者で一杯だ。
丹沢の田園風景、冬枯れの木々の中ですっかり芽吹きが目立ってきた山々を見ながら、バスに揺られること50分
間・・・丹沢湖を横切る大橋を渡って直ぐ、浅瀬入口バス停で降りる。
バス停より登山口までは、世附トンネルを抜け世附大橋を過ぎ、20分ほど歩くとパーキング広場に出る(トイレ有り)。
ここで支度を済ました後、5分程歩いて滝壺沢橋を渡ると、すぐ横に階段がある。この階段が登山口の目印で、上り口
に小さくミツバ岳の標識がでていた。
上り口の直ぐ近くの草むらに、浦島草がいくつか咲いていた。
浦島草は耳形テンナンショウ(マムシ草ともいう)に似ているが、釣竿みたいな角が伸びている姿が、浦島太郎のイメー
ジと繋がって名前の由来になったと聞いている。(花の名前に詳しい下河内さんの話)
私達はそのまま階段を登る。ミツバ岳は834mと低山ながらも急登が続いて尾根に出るまでは杉、檜の樹林の中をジ
グザグに登る。やがて広葉樹林と針葉樹林が左右に分かれているジグザグの道をひたすら登る。なかなかタフな山
だ。途中休憩をとり、しばらく登ると樹林帯が終わり、広い尾根に出る。2度ほど休みながらゆっくり登ること約1時間2
0分、ミツマタの群生した樹林が出迎えてくれた。ミツマタは咲き誇っている様は圧巻だが、全体には白っぽい盛りの過
ぎた花が目立ち、黄色い瑞々しさは少し失われつつあるようだった。頂上では、かすんではいるが富士山もぼんやり顔
を出している。30分の休憩を取りながら各自、写真を撮ったり、栄養を補給したり、ミツマタの多さと、綺麗さに見とれた
り・・・。
11時、世附権現岳を目指しミツマタの木々を見ながら下る。少し降るとミツマタの一大群生地にでる。斜面一杯にミツマ
タが張り付くような薄黄色に染まった景色は圧巻だ。いくつかのアップダウンの後、約1時間半で1018mの世附権現の
頂上に到着する。
広い山頂には結構多くの登山者がくつろいでいて賑やかだ。昼食後、二本杉峠に向かう。一気に下って上り返すと二
本杉峠に着く。時折ミツマタの花を見かけるが群生地は無い。世附権現岳から約一時間半で細川橋バス停に降りた。
ぽかぽか陽気、青空の中で、ゆっくり歩きながら、そのうえ念願のミツマタも十分綺麗に咲いていて、参加者全員が
満足の一日だったようでした。