記　　録
　上溝を朝の6時に出発して途中コンビニで朝食、昼食を買い込んで相模湖インターに向かう。道路は車が少なく40分
程で高速に入る。
高速道路も車は少なく順調に走る。西湖駐車場に7時30分に到着。トイレ、支度を整え四所神社に車を置きに向かうが
進入禁止で、迂回路もなく西湖駐車場に再び戻り8時に出発する。
　10分ほど歩いた所にいやしの里根場という古民家を再現した茅葺き屋根の建物が、18棟建っている。1年半前に建
てられたそうだ村おこしの一環として陶芸、手打ち蕎麦、織物、つるし雛など体験工房として最終的には23棟ほど建て
られる予定だそうです。
　そのいやしの里のわきを通りぬけ登山口に向かう。風も無く気温8℃と暖かい。林道を20分ほど歩いたあたりを右に
登山道に入る。沢筋（ミツマタの木が多く見られる）のアップ、ダゥンを繰り返し水場に着く。ここで皆さん上着を脱ぎ8時
45分出発する。
　ここから沢と分かれ西側のジグザグの登りが続き、足元は雪が所々アイスバーンになっていて次第に登りがきつくな
って来る。25分ほど歩くと明るく暖かい南斜面の尾根に出てこのあたりではアセビの木が多く生えていてまた振り返ると
真っ白な富士山が見え絶景である。ここで1本取る。
　鍵掛峠に着いたのは、9時55分、風も無く暖かく展望も良い、休憩を取るには丁度良い場所がありここで1本とる。ここ
から稜線歩きが始まるが、南斜面は線を引き、切り取ったかのように雪は無く、我々は北側の雪のある斜面を登り始
める膝まで雪にはまるのでその度にアー、ウォーと言う声があがる。11時10分に1本取りスパッツを着ける。
　いくつかの起状を越えて王岳の手前あたりに、目の前に南アルプス、その奥に北アルプス、八ヶ岳、右に奥秩父など
大パノラマ展望地がありしばらく足を止め眺めていた。
王岳へのフィナーレは、南面を一直線に急登、気分を良くした所でもうひと踏ん張り木々に囲まれこじんまりとした王岳
山頂に着いたのは12時14分。南側は開けていたので裾からのぞく富士山を見ながら昼食。団子より花の気分である。
　12時50分支度を整え五湖山に向かうが、王岳から少し下ったところではトレースが無く熊笹が埋もれる程雪が積もっ
ていて登山道は無い。
　30分位皆で道を探したが見つからず、五湖山はあきらめ、根場民宿に降りる確りとした道が有るのでそこを下山する
事にした。
　樹林帯の急降下、30分ほど降りた所で下山道を見失い10分程探すが見つからずあきらめて引き返そうとしたところ
微かに人が歩いた跡を見つけそこを降る。少し行くが雪が深い所では膝上までもあり下山道は分かりにくい。３０分程
下ったあたりから雪も無くなり沢筋に下山道が見えたので安心しそこで1本取る。
　沢筋に下って大きな砂防ダムを過ぎ、西入川沿いに工事用林道を根場へと降り3時40分西湖駐車場に着く。