奥秩父・甲武信岳

記  録:   松本
期  日:   平成20年1月12日(土)~13日(日)
メンバー:   川野(CL)、坂本、小林、松本(SL、食、記)、森田(写)
行  程
1月12日(土)曇り、雨、雪
相模原(5:25)=みとみ道の駅(7:25着、7:50発)=西沢渓谷駐車場(7:55着、8:10発)~徳ちゃん新道入口(8:45)~
戸渡尾根、徳ちゃん新道分岐(11:41)~木賊山(15:07)~甲武信小屋(3:30)幕営

1月13日(日)晴れ
4:45起床~甲武信小屋(8:30)~山頂(9:00着、9:20発)~小屋(9:35着、9:50発)~木賊山分岐(10:25)~戸渡尾
根、徳ちゃん新道分岐(12:26)~徳ちゃん新道入口(2:27)~西沢渓谷駐車場(3:00)

記  録
1月12日(土)
 相模原を、5時25分に車で出発。天気は良くない。空は暗く今にも雨が落ちて来そうである。相模湖インターに入る前
に、コンビニで朝食と昼食を買い込んで高速に入る。大月あたりから雨がポツポツ落ちて来て勝沼インターを出た頃に
は小雨程度の雨だったが、西沢渓谷に近づくに従って雨足が強くなって来た。そこで、みとみ道の駅に寄り、着替え、ト
イレを済ませ西沢渓谷に向かう。5分位で駐車場に着く。
 強い雨になると思っていたが予想に反し霧雨になり、支度を済ませ8時10分出発する。気温が高く雪にならず霧雨の
まま徳ちゃん新道入口から登山道に入る。歩きはじめてから1時間10分で1本取る事にした。気温10℃と高く、皆さんT
シャツ一枚と言う考えられない服装で登り始めるが、当然だが高度が上がるに従って気温も下がり上着を着る。気温
8℃。この辺りからシャクナゲの木が多くなり登山道は所々アイスバーンになっていて歩きづらくなってくる。
 11時20分1本取る。雨足が少しずつ強くなって最悪の状態になって来た。20分で戸渡尾根分岐地点。12時20分雨の
中1本取る。この辺りから登りがきつくなり随所に雪や氷結が有り、氷の上を雨水が流れ一番滑りやすい状態の中登り
続ける。13時40分1本取っている内に雨から雪に変わる。これから木賊山の最後の登り。登って行くに従がって登山道
は、凍りから雪道に変わり15時07分山頂に着く。今日は、甲武信岳には行かず甲武信小屋に直行15時30着く。
 小屋の脇には、立派な冬季小屋が作られていて、我々だけ山路の貸切です。ザックを降ろすと直にトイレが使用でき
るか確認する。仮設を含め2ヶ所使用可能で皆さんひと安心した所で、テントを張る場所探し。幕場は小屋の前一段下
がった所にあるが、雪が40㎝以上積っているので小屋の前に張る事にした。
 雪をかくと下が平で意外と早く幕を張る事が出来たが、テントの底面が濡れて滲んで来たと小林さん騒ぐ。そして川野
さんの一言、「銀マットを敷くから良い」解決。テントの中に荷物を入れ整理をして、夕食(宴会)の準備。4時30分に取
りかかる。
 今回の食事担当の松本メニューは、チャシュー丼、ワンタンスープ、きんぴら、海藻サラダ、漬物でお酒も入りテント
の中は、大宴会と化し時間の経つのも忘れる程。外を見ると星は出ているが天候は良くない。明日、山頂で日の出を
見ようと9時00分就寝。夜中、風の音にしばし目が覚める。


1月13日(日)
 4時45分起床(気温-8℃)。外は曇りで山頂に立つても日の出は見られないと断念。時間だけが過ぎていくなか早
目の朝食準備にかかる。松本メニューは、すいとん(鶏肉、やまと芋、舞茸、ネギ、入り)、漬物、大きいコッヘルに溢れ
んばかりに作り皆で美味しくいただきお腹はパンパン。
 朝食後、身の回りの荷物の整理を済ませ、テントをたたむ。フライはバリバリ、パイプは凍り付いて外れず片付けに
思ってた以上時間がかかってしまった。
 8時30分アイゼンを着け小屋を出発。9時00分山頂着。天候晴れ(気温-9℃)。雲海から真っ白な富士山が顔を
出し南アルプス、北アルプス、目の前には金峰(八ヶ岳は雲で見えず)と眺望を満喫した所で記念写真を撮り9時20分
下山。15分程度で小屋に着き、準備の出来次第9時50分出発する。
 降りは川野さんと代わり森田さんが、トップを行く事になり張りきる森チャン。巻き道を進み雁坂峠・木賊山の分岐か
らトレースは有るものの雪が深く凍っている所もあったので木賊山・戸渡尾根の分岐までの登りはきつかった。10時2
5分1本とりこれから戸渡尾根の急な降り。足元は雪から氷に変わり木根、倒木にアイゼンを引っ掛けないように注意
して降りる。11時25分1本とる(気温-4℃)アクエリアスはシャーベット状態シャキシャキ飲む。
 この辺りから段々斜面も緩やかになり12時26分、戸渡尾根・徳ちゃん新道分岐で1本とる。足元の雪も段々少なく
なり岩に注意して降ること1時間、雪も無くなりアイゼンを外し軽くお腹に入れて1時30分出発。長い尾根を歩き西沢山
荘に着いたのは、2時27分。それから車道を歩き3時00分駐車場に着く。帰りに笛吹きの湯に立ち寄り疲れを癒して
帰りました。
 皆様、お疲れさまでした。

 

感 想
 天気予報は最悪であったが出発した。気温が高く西沢登山口でも雪にならず雨であった。雨の中を突入、最初は霧
雨、徐々に本降り、9時半で気温10℃と暑く下はTシャツ一枚、高度が上がるに従い気温低下、2千米越えて漸く雪と
なり気温も-0~2℃となる。雨で急登は厳しかった。随所に雪や氷結箇所があり歩きづらいし、凍りの上を雨水が流
れてきた。めげずに良く登ったナー・・・というと、何処からともなく、いやーめげたよー・・・と聞こえてきた。
  甲武信小屋幕営者は山路会のみ、この天気じゃー敬遠したのかな・・今回はダンロップ6天のクラシック幕を久々に
利用(重くて古いなー最新型が欲しいと皆ボヤク)夜中は星空となるも上空の風強し、朝の気温-8℃、ユックリ朝餉の
後頂上展望を満喫して下山、笛吹きの湯に浸かり帰宅せり。   
  今回食当の松本メニューは、過去に無い斬新且つ美味なもので素晴らしかった。内容は後日報告のお楽しみ
に!・・・ただし、Mr.matsumoto曰く、重くてキツカッター・・・と私には聞こえてような気がしたが・・・   
  貴堂さん指摘の通り、悪条件の中、本当に良い雪山(若干規模が小さいが・・・)ボッカ&トレーニングになったのが収
穫だろうと納得してきた次第である。 

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