丹沢散策
期  日・・・ 09年9月2日(水) 日帰り散策
目  的・・・ 相模上﨟杜鵑草(さがみじょうろうほととぎす)観察会
メンバー・・・ 満作・EMI
行  程・・・ 相模原5:00-戸沢6:35-出発6:45-某沢筋7:40-散策‐某尾根9:35~9:50-戸沢10:45-山岳スポーツ11:00~12:15-相模原14:00
「折角、相模原に住んでいるのなら見ておきなさい。」とSさんに教わりましたこのお花。今年いよいよその時期が来ましたので満作さんと観察会です。
「相模上﨟杜鵑草」はユリ科の多年草で花言葉は「あなたの声が聞きたくて・・・」。
相模の貴婦人
現代では死語になってしまった言葉が植物名に残っています。上﨟(じょうろう)はそのひとつで江戸幕府 江戸城大奥の職名で優雅な貴婦人という意味があるそうです
実際に見てみるとひっそりと風に揺られながら咲く様が何とも上品。又、相模原だけではなく全国では高知県成育の「上﨟杜鵑草」、和歌山県・奈良県に生育の「紀伊上﨟杜鵑草」、静岡県に生育の「駿河上﨟杜鵑草」、そして神奈川県成育の「相模上﨟杜鵑草」と分布されていることを知りました。それぞれに花の大きさや葉の光沢などに特徴があるようです。
 花被は優しい黄色、釣鐘型で内側には赤紫色の斑点が細かくあります。わたしたちが良く山で見るホトトギスとは違う印象があります。
 又、残念なことに生育環境の破壊と心無い方による盗堀で激減し絶滅危惧に分類されていることをとても悲しく思います。少しでも残して行きたいものです・・・。
 丹沢には昔に比べたらやはり少なくはなったと思いますがブナ林と言いハンカイシオガマといい、他にもまだまだ丹沢にもお花が残っています。鉱山後の別の顔をも持つ丹沢、知らなかった情報を教わり侮れない「丹沢山域」に今年はどうやらハマってしまったようです。アルプスも勿論良いのですが低山でも充~分癒され楽しむEMIでした。
 満作さん、ありがとうございました。またお願い致します。
赤紫色の斑点