マナーの悪いヤツらに岩場は貸さんッ! ハイ、ゴメンナサイッ!

地主さんに叱られ、はや11年。今ではすっかり地元の方々との信頼関係を取り戻しているという。今年は117人。大勢の有志が集合した。地元の方々と協力し、岩場や森の清掃に汗を流す。相模山路会からは3名の参加。清掃活動の模様を報告します。

期日:2011年3月6日(日)
時間:8:30受付~12:00閉会
目的:清掃および整備手伝いを通し地元との信頼関係を築く
場所:弁天岩とその周辺道路や森や公園
主催:広沢寺の岩場を守る会

参加:勝又、森ちゃん、小原


協力:神奈川県山岳連盟、同勤労者山岳連盟、東京都山岳連盟、藤沢市山岳協会、厚木山岳協会、七沢観光協会
協賛:(株)ハイマウント
 
 
 
 
 
広沢寺はよく利用する岩場だが、このような清掃活動が11年前から継続されていることは知らなかった。集合場所はいつもの駐車場。早めに到着してよかった。勝又さんの読み通り、上下2段の駐車場が満杯。路上にも車があふれてしまった!参加人数はなんと117人だった。
 
 
 
 
 
清掃は岩場に限られない。4班に振り分けられ、周辺の公園や林道にも活動範囲がおよぶ。我々3人は一番キツイと言われる第4班を志願した。軽トラ4台に30人ほどが分乗。
 
 
 
 
 
現場の状況は地元の方が熟知している。日向薬師へ通ずる日向林道へ。滅多に乗ることのない荷台に乗れるので、妙にはしゃぐ大人たち。
 
 
 
 
 
開始早々、現場の悲惨さに驚く。岩場なんかは、古くから清掃活動を続けているからゴミの量は知れている。ここは違った。
 
 
 
 
 
タイヤ、冷蔵庫、テレビ、バイクのフレーム等々。法で定められたリサイクル品が目立つ。こんな大きなものが、谷の下のほうまでゴロゴロと。
 
 
 
 
 
斜面では、重量のある粗大ごみは、なかなかあげられない。人の列をつくり、手渡しで持ち上げるが、限界がある。大きすぎて持ち上がらないものは、まだまだたくさん現場に残されたまま、次の現場へ。
 
 
 
 
 
あっという間に軽トラの荷台は満杯。数台分のゴミが文字通りゴミの山を形成し、その前で思わず記念撮影。

この日、天気が良かったので杉花粉の量も多かった。あちこちでクシャミを連発する音がこだまする。本当にお疲れ様である。
 
 
 
 
 
最後に全員が集まり、記念撮影。協賛のハイマウントから素敵なプレゼントあり。地元の方による、トン汁が振る舞われる。みんな笑っていた。
 
地元と融合し、有意義なイベントだったと思います。
 
 
我々が楽しみで行く山のほとんどは私有地である。我々のマナーが悪いと、地主はもちろん、周りの住民にまで嫌われてしまう。広沢寺の地主さんは、今では「岩場をどんどん使いなさい」と言ってくれているそうだ。他ではこんなことを言ってくれるケースはあまりないそうで。今日のような活動の積み重ねで、今の信頼関係が築かれていることを強く実感しました。


勝俣さん、小原さん、どうもお疲れ様でした。貴重な体験でしたね。またご一緒しましょう。
 
記:森ちゃん