-会山行-
神奈川県山岳連盟 雪崩講習会参加
記  録: 森田
講習期間: 2008年2月28日(土)
交  通: 自家用車(井山車)使用
参加者 : 井山、森田、工藤
行  程: 淵野辺00:30~圏央道あきるのIC~関越・水上IC~谷川岳ロープウェイ03:30(仮眠)
07:00谷川岳ロープウェイスキー場駐車場6Fにて受付 受講料3,000円
07:30ロープウェイ乗車~08:00天神平スキー場または西黒尾根樹林帯で講習~16:00終了~21:00相模原着
※森田は指導員養成講座のため、14:00ころ早退し雪洞構築講習現場へ。
  翌日は谷川岳山頂ピストン(天神尾根)して帰りました。
  森田のその後の工程は以下のとおり。

  14:00~15:00 天神尾根の雪洞構築適地へ移動
  15:00~17:00 雪洞構築≪泊≫
 3月1日
    6:00出発 天神尾根経由谷川岳往復
   10:00雪洞戻り≪昼食≫撤収
   10:50ロープウェー上駅
   11:10ロープウェー下駅着
   11:30駐車場1階で解散≪各自分散帰宅≫

◆ 参加者41名、指導員含め総員50名ほどの参加人数であった。
◆ 28日の雪崩講習では、以下のことをやった。
   ①雪の積雪内部の観察
   ②弱層テスト(ハンドテスト,シャベルテスト,スクラムジャンプテスト)
   ③ビーコンの特性
   ④ビーコンとゾンデ棒を使用した埋没者の捜索
   ⑤埋没体験
◆ 3月1日の雪洞構築では以下のことをやった。
   ①場所の選定
   ②効率の良い掘り方
   ③雪洞内で快適に過ごすための工夫

  この日の谷川岳は快晴。8:00開講式。
  県岳連自慢の講師陣がそろう。

   このヒト雪崩の先生。全国雪崩講習会代表、
    日本雪氷学会会員のN先生。

  雪の積層面をよく観察しよう。
  積層面の硬い所と柔らかい所の境目に要注意。

   スクラムジャンンプによって、積層の境目
   より、積層のズレが発生。雪崩の原因だ。

   ゾンデ棒で、ヒトの感触を感じてごらん。
   「つんつん、つんつん!」
   「イデデ、イデデデッ!」

   ビーコンは、常に同じ高さを保ってサーチする
   ようにネ。
   よってたかって、埋没させたビーコンをみんなで
   ブっさす。
   雪洞構築組は、雪崩講習を途中で早退。
   雪洞構築現場へと移動。
   雪洞構築には最適な斜面。十分な積雪量。
   カメラの角度が悪く、本当はもっと急斜面です。
    掘削開始。制限時間は目標2時間。
   効率のよい雪洞構築のカギは、ビニールシートに
   あり。かきだした雪はシート上を滑らせ、効率よく外
   へ排出させるのだ。
    堀りあげた雪洞内部。水滴が落ちにくくするため、
    天井をまるく、滑らかに仕上げる。床の真ん中に水
    が溜まらないよう、床の周りに溝を掘った。
   この入り口にビニールシートなどでフタをして完成
   である。
    ロウソクやLEDでライトアップすると、室内は幻想
    的な色に染まる。思ったより湿度が高く、ジメジメ感
    があるが、厚い雪壁で外気温を遮断、室内は極寒に
    なることはない。
   翌日。谷川岳頂上を目指す。ほとんどホワイトアウト
   状態。天神尾根を知る者がリードしないと、危険だ。
    頂上にて記念にパチリ。みなさん初めての頂上で
    はないので、これといった感動はないが、養成講
    座最後のカリキュラムということで、自然と顔がほ
    ころんだ。お疲れさまです。