表妙義縦走
山行期日: 平成21年9月6日(日)雨のち晴れ
参 加 者: (L)カズヨさん、(会計)ミミ先輩、フクエさん、ブルOhara、(記録・写真)満作

5:30登山者専用駐車場(前夜ビバークして)発「道の駅みょうぎ」でトイレを済ませ妙義神社へ向かう。神社を通り抜け登山届を出して登山道へと入る。「奥の院」脇からいきなりの垂直に近い鎖場となる。雨で岩が濡れていて、緊張するが無事通過できたが、腕力を使う。

「大のぞき」までの間、鎖場が随所に現われて、緊張しながら慎重に越えて進む。やはり、雨のため岩、鎖が濡れていたので腕力の消耗がはげしい。

「天狗岩」まであと、30分のところにある、長い下降する鎖場を懸垂下降の要領で下降するのだが、ここでも腕力を消耗してしまう。 このまま雨が、降り続くと「タルワキ沢」分岐でエスケープを考えていたが、雨が小降りになってきて、空が明るくなり天候回復のきざしが、見えてきたので、先へと進むことに。

相馬岳(1104m)には9:46に着いた。日差しも出てきて暑くなり、汗が噴き出してきた。写真は「堀切」分岐まで(ホッキリと読むらしい)あと10分のスラブ系の下降をしているところだが、長い鎖の上、疲労も重なる。アップダウンを繰り返しながらバラ尾根を通過し「堀切」分岐に到着。水分補給が頻繁となり、水の残量が気になり始めた。

いよいよ「鷹返し」にたどりついたが、女性陣2名は安全のためロープで確保して登ってもらったが、腕の疲労はピークに達していて、「鷹返し」通過後の垂壁はロープをつけて確保しながらクライムダウンしていただき、その後、懸垂下降もしていただいたところもあった。暑さに加え、前半が雨であったこともあり、腕の力は既に限界をむかえていたようだ。

東岳と第四石門分岐で15:00となりメンバーの疲労と、時間切れのため第四石門方面に下山道を選んで降りることとなった。やがて「大砲岩」分岐にでたところ、観光客の姿も見え第四石門で記念写真を撮り、そのまま下山する。

妙義公園管理事務所前に下山して、管理事務所のトイレをお借りして、登はん装備をとき、しばし休憩をする。車道を歩き1本杉で登山道に戻り、再び車道に出ると、野菜の販売所があり、沢水とミニトマトにありついた。暑さも手伝いトマトが美味しく、何個も食べてしまった。水1ℓ持参では足りず、季節、天候を考慮して水の携行を考えなければならないと、深く反省をした。販売所をでると、すぐに、「もみじ湯」にぶつかる。あとは登山者専用駐車場に向かうだけだ。17:05に着いた「道の駅みょうぎ」で飲んだコーラが美味しかった。

「もみじ湯」で汗を流し、さっぱりして食事をして、改めて表妙義縦走の感想などを語り合い、充分に休憩したのち、帰途についた。高速道路の渋滞にもはまらず、順調に相模原まで到着できた。「もみじ湯」を後にした時間が遅くなり相模原到着が遅くなったが、運転していても疲れを、感じず、眠気も感じず、良かったと思いました。野菜販売所のご夫婦の話では、5日に遭難騒ぎがあり、ヘリコプターや救急車が慌ただしく、活動していた、と聞きましたが、確かに気を抜けない登山道だと感じた。体力は勿論のこと、岩登りなどのトレーニングが必要な縦走路ではないでしょうか。
参加の皆さん、お疲れ様でした。

(記:満作)