【個人山行】 
八ヶ岳・硫黄岳
 
山行日:平成24年12月23日(日)~24日(月) テント泊
参加者:勝又(L)、車掌(食)
 
行程:
23日:
相模原(上溝)1:00出発-中央道-大月IC-R20-勝沼IC-小淵沢IC-美濃戸口-美濃戸口発6:20-美濃戸山荘7:22×7:30-堰堤広場8:25×8:45-赤岳鉱泉10:03×11:15硫黄岳13:50×14:00-赤岳鉱泉15:30 就寝19:45

24日:
起床5:00-赤岳鉱泉8:15-堰堤広場8:52-美濃戸山荘9:41×9:50-美濃戸口10:42 
 
中央道笹子トンネルが事故通行止の為、一般道走行を考慮し早めに出発した。大月ICで一旦降りR20で勝沼ICより再び中央道に乗る。通常より交通量は多いものの、深夜帯なので渋滞等はなかった。

美濃戸まで車で入ろうとしたが林道が凍結しており進めず美濃戸口まで戻った。4WDは美濃戸まで入れたがFF車はチェーン付きでも無理でした。

準備を済ませ美濃戸口6時20分まだ薄暗い中出発した。共同装備のほとんどを勝又さんに持っていただきましたが、テント泊で装備が多いのでペースが上がらない。7時22分美濃戸山荘に到着。小休止の後出発。重いザックを背負い黙々と歩く美濃戸から堰堤広場までの区間が、今回の山行で自分的には一番辛い区間だった。堰堤広場で少し長めに休憩した後、赤岳鉱泉に向け出発。堰堤広場から先は林道歩きから川沿いの登山道に変わる。しばらく歩くとビューポイントに到着。横岳大同心の迫力ある姿にしばらく見惚れました。赤岳鉱泉には10時3分に到着。休憩込で3時間43分。少し休憩をとりすぎたか…?

早速テント設営に取り掛かる。整地しようと雪を踏んでも全く固まらない。何となく平らになったところでテントを張った。設営後は必要なものだけをサブザックに詰め、いよいよ硫黄岳を目指した。背中が軽くとても楽です。時折見える赤岳や横岳の姿を楽しみながら樹林帯をジグザグと高度を上げる。高度が上がるに連れ、風を感じるようになってきた。稜線に出る手前で休憩。行動食でエネルギー補給。近くにいたご夫婦より暖かいポカリスエットを頂いた。特別おいしいわけでもなく、おいしくないわけでもない不思議な感じ。冬場に大量に汗をかくような時には結構いいかも…

樹林帯を抜けしばらく登ると赤岩の頭に到着。目指すピークが目の前まで迫る。ここでストックからピッケルに持ちかえる。風は下界に比べると強いが、八ヶ岳にしてはそよ風?程度であろう。頂上手前は僅かだが岩と雪がミックスになっている。初めての経験なので緊張感を持って登った。そして頂上に到着。360度遮るものがなくまさに絶景。登った者にしか味わえない至福のひとときです。それにしても天気は最高です。しかし気温も低く風も強いので記念撮影後14時ちょうどに下山を開始します。先ほどの岩のミックス地帯を下るのも緊張しました。赤岩の頭を過ぎ樹林帯に入ると風が遮られホッとします。赤岳鉱泉には15時30分に帰還しました。

テントに入り込みまずは乾きものをつまみながら祝杯をあげた。一息ついたところで夕飯作りに取り掛かった。この日の夕食はキムチ鍋です。寒い夜にはピリ辛の鍋がいいでしょ?締めはうどんでと思っていたのですが持ってくるのを忘れてしまいました…。しかし野菜が多かったことが幸いしお腹にたまることができた。 
 
翌24日は阿弥陀岳北稜取り付きまで偵察後、美濃戸口まで戻る予定でしたが、笹子トンネル事故による迂回と、クリスマスイブということでそれぞれ家族との予定もあったので、阿弥陀は中止し早めに降りようということになった。

食事を済ませ19時45分就寝。しばらくは風でテントがバタつくのが気になったが、疲れていたせいもあり眠りについた。日付が変わる頃には風も止んだ。荷物が多くスペース的に若干窮屈ではあったが、ここが雪山か?と思わせるほど寒さを感じることなく快適に眠れた。快適に眠れしかも今日は下山するだけということで緊張感も無かったのか?予定より1時間遅れの5時に起床。昨夜のキムチ鍋の余りにご飯を入れ雑炊を作った。一人150g×2人だったで、出来上がりを見て食べきれるか?と心配したが2人であっさりと平らげてしまった。食後撤収作業開始。縮めて外に放置しておいたストックが凍りつき伸びなくなるアクシデントが発生。小屋のストーブで解凍し伸ばした。次回からは伸ばしたままにしておきます。

8時15分赤岳鉱泉を出発。8時52分堰堤広場を通過し美濃戸山荘には9時41分に到着。林道部分は昨日以上に凍結が激しくツルツル滑る。小休止後8時50分に出発し美濃戸口には10時42分に到着した。今回もけがなく無事に下山でき感謝です。

八ヶ岳温泉で汗を流し昼食をとって小淵沢ICから中央道に乗り一宮御坂ICで降ろされた。ここからR20を走行。大月市街は渋滞が激しいと散々報道され皆が敬遠しているせいか、全く渋滞はなかった。 
 
今回は初めての食事担当だったが、食材の一部を家に置き忘れてくるという失敗を犯してしまった。結果的にはその他具材でお腹を満たすことができ事なきを得たが、次回よりしっかり確認してパッキングするようにします。

今回は自分の目標である冬の八ヶ岳を達成することができた。しかし今回の硫黄岳は入門コースなので、経験を積んで来シーズンには赤岳登頂を目指したいと思います。そのためにも歩行技術の向上はもちろんですが、重い装備を背負って歩ける基礎体力作りが必要だと感じました。 
 
今回も天候に恵まれ楽しい山行ができました。リーダーの勝又さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。 
 
 
 
 
 ビューポイント
 
 
 
 
赤岩の頭
 
 
 
 
硫黄岳頂上
 
 
 
 
爆裂火口をバックに
 
 
 
 
次の目標は赤岳
 
 
 
 
夕食はキムチ鍋
 
 
 
 
この日の朝は気温は-20℃です 
 
 
 
 
赤岳鉱泉の名物アイスキャンディー
 
 
 
 
 
 
 
車掌