50周年記念 九州編 宮の浦岳

 

日時 2015年10月9日~12日

 

参加者 和代(L)、カツ、さちこ、チイちゃん、tori

 

行程

1日目(晴れ)

橋本4.34-羽田640-鹿児島825-屋久島空港920-バス・安房―1100屋久どん-買い物12301320紀元杉―1330淀川登山口13551435淀川小屋

 

2日目(曇り時々雨)

330淀川小屋420610花ノ江河630-黒味岳分岐640715黒味岳725-分岐750-栗生岳10251040宮之浦岳11101125永田岳分岐11351220永田岳1235-分岐13301540新高塚小屋

 

3日目(曇り時々雨9

330起床新高塚小屋500発―650縄文杉710―:20ウイルソン株840915大株歩道入口―1050楠川別れー1130辻ノ岩屋1215(コーヒータイム)-1210辻峠―1235太鼓岩―1245女神岩―辻峠―1315白谷山荘―1415白谷雲水峡バス停1440-バスー宮の浦―1530民宿屋久島

 

4日目(晴れ)

600起床民宿800発-820川向神社(海幸彦神社?)-830益救神社(山幸彦神社)-土産物屋―1200空港―1300屋久島―鹿児島―羽田―帰宅1700

 

感想 

50周年記念事業の一環として九州の宮之浦岳に行ってきた。安房からタクシーで淀川(よどがわ、あるいはよどごう)登山口へ、途中紀元杉を見学。やはり想像を絶する大きな木であった。初日は淀川避難小屋泊り。翌日はあいにくの天気。時折激しく雨が降る。黒味岳はタクシーの運転手が一番好きな山だと言っていたが、ちょうど雨も止み周りの独特の岩を据えた山が見えてなるほどと納得のいく良い山であった。途中大きな杉が何本もある。たまたま測りやすそうな一本を皆で計測する。幹回り6.5mあった。こんな杉がぞろぞろある。

「屋久杉のウエスト測る豊の秋」?この杉も1000年は充分経っているのだろうと思われる。宮之浦岳は本来なら四囲に海の見える展望が開けているのだろうが、時折近くの岩峰が雲の晴れ間に見えるぐらいであった。屋久島という事で、かなり暖かなイメージであったため、夏用の格好で行ったのが失敗。初日は晴れていてTシャツ一枚で充分であったので、翌日も歩き出す時からTシャツとカッパという格好であったが、永田岳への道は笹をかき分けていくところが多く、カッパを通しての笹の葉の雫が冷たく、また時折雨に混じる霰もあり寒くて参った。ダウンはテントに入るまで濡らしたくなかったし、シャツは既に雨で濡らしてしまい、立ち止まるのがつらいほど寒かった。そんなわけで途中の笹の中の穿かれた深い道や雲間に見える途中の山の写真は皆無に近い。幕営地にてテントを張りガンガンとストーブを焚き酒を飲んで、やっと人心地が着いた。3日目は縄文杉見学、今は周りを整備中で一周は出来なかったがやはり一見の価値がある巨木である。木肌が白く輝いている。ウイルソン株の内部の空洞の大きさにも感心する。この日も天気は良くなかったが、寒さは感じなった。4日目は宮の浦観光。深田久弥が「真砂を敷いた綺麗な境内の益救神社があり」と書いてある神社を見て来た。戦中に爆撃され今はその真砂さえも面影が薄かった。「このお宮から宮の浦という村名が生れ、その名が山にも冠せられた」と。そして後で知ったのだが、宮之浦岳にはこの益救神社の奥院が少し下ったところにあるらしい、小さな祠のようではあるが、見損なったのは残念であった。1日目と4日目は天気に恵まれた。反対であればよかったのだが、雨の多いという屋久島のその雨を存分に味わってきたのでそれも良しとするか。同行の皆様お疲れ様でした。これで四国、北海道、九州と三つめが終わった。残りは本州の富士山を残すだけ、できるだけ多くの人が参加されるといいですね。寒い思いもしたが楽しい山行でした。

初日 屋久どんにて トビウオの唐揚げ旨かったです


淀川登山口に行く途中の紀元杉


初日淀川避難小屋前にて


2日目 雨模様の中 花ノ江河


黒味岳


宮之浦岳 肝心の写真が・・・


永田岳  寒かった!


3日目縄文杉


ウイルソン株 定番のハート?


 

益救神社

 

記 tori