山域山名:大月:岩 殿 山
期 日:2017年4月15日(土) 晴/曇り
参加者:mt_kawani単独
行 程:大月駅~岩殿山~岩屋下~猿橋公園~猿橋~猿橋駅
相模原のさくらは見ごろを過ぎたが、大月辺りは未だ最盛期ではないだろう
か…とつらつら考えているうちに、そうだ岩殿山だ!と思い立った。
さくらと富士山の写真撮りに行ったのはもう随分まえになる。本当は日の出前
の時間帯から待機せねばならんのだが、いかんせん車がないのでいかんともし
がたい・・・とハイキングを兼ねて始発の5時6分で出発した。
大月駅に6時19分着、30分程でふれあい館のある丸山公園へ、既に数人のカメ
アマンがおり後からも何人も上がってきた。
既に撮り終わって下る人もいた。
穏やかな春の朝だが、気温が高いがゆえにヘイズの掛かりも早くて、7時15分
ころには、もうてっぺんに浮いた小さいレンズ雲が乱れて頂上に巻き付いて
きた。この富士も朝焼けなら価値があるのだけれど・・・平凡だね!!
さくらは満開で、散った花びらはほとんど見られなかった。
ふれあい館で白籏史郎の写真館を見たかったが未だ開館せず果たせなかった。
以前は猿橋公園にある郷土資料館にあったが現在は(5年程前からとのこと)
此方に移されている。山頂の桜はまだ蕾が残って満開前であった。山頂から
七社権現堂に立ち寄り岩屋下から名勝猿橋へ向かう。
道中の石動から百蔵山を仰ぐ
右のさくらの裏に、桃太郎伝説の鬼の石杖が突き刺さっている。
これが、鬼ノ石杖である。大月市賑岡町石動に所在する。
大月市の桃太郎伝説とは:
百蔵山から転げ落ちた大きな桃は上野原の鶴島まで流れ桃太郎が生まれます。
岩殿山の赤鬼が里人を困らせている事を聞き犬目で犬、鳥沢でキジ猿橋で猿を
引き連れ、岩殿山の鬼退治にやってきます。
起こった鬼は金棒で桃太郎と戦います。金棒は二つに折れ、一つは石動の原の
鬼の杖。もう一つは笹子白野の鬼の立石とります。桃太郎にかなわなくなった
鬼は徳厳山に逃げようとしますが、股が裂け血が流れ、子の神神社の鬼の血と
して赤土が残っています。
これが大月桃太郎の話しのあらすじです。・・・となっている。
他の伝説では、百蔵山で実った桃を食べて若返ったお爺さんとお婆さんとの
間に生まれた子が桃太郎とされています。久鬼山から追い出されて、岩殿山に
住み着いた鬼の悪事に困っていた人々のために、桃太郎は鬼退治に行くことを
決意します。桃太郎はともに戦う仲間を探し、猿橋で猿を、鳥沢で雉を、犬目
で犬を従えて、談合坂で作戦を練った(談合した)のです。そして、満を持し
て岩殿山に向かうと、鬼は桃太郎の登場に驚き、手に持っていた石杖を投げつ
けます。その石杖が地面に刺さったときに大きく地面が揺れたので「石動」と
いう地名が付いたという。その石杖は今もなお地面に刺さっています。桃太郎
に追い詰められた鬼は、とうとう腹を切られて死んでしまいます。
(太田昭彦著:「山の神さま・仏さま」・・・による)
伝説とは上手く物語を作り上げるものです。羽衣伝説も各地にあるという。
猿橋公園からの扇山
公園の老木を切り取ってみた
いずくよりか突如強風ありて花吹雪・・・
ご存知日本三大奇橋の名勝猿橋。
橋の長さ30.9m 橋の巾3.3m 橋から水際まで30m。
昭和59年8月(完成)に架け替えられたもの。
猿橋溶岩 柱状節理も見られる。