個人山行   

北アルプス 白馬岳主稜

 

期  日 2019年(令和元年)53日(金)~4日(土)

者 カツ(L)、K(記録)

交通手段 自家用車

行  程 

53日 天気:晴れ

    相模原3:00発―4:00相模湖IC6:05安曇野IC7:30猿倉駐車場着・時間調整

駐車場発9:5012:10白馬尻着 13:00テント設営後、ルート偵察

1600テント荷物整理後、夕食 1900就寝

54日 天気:快晴 無風

2:30起床・食事 幕場5:10発~7:30第八峰着7:40815第六峰8:25

9:25第五峰9:351120第二峰上 順番待ち約1時間以上 13:30白馬岳登頂

休憩後、14:00大雪渓下山開始~16:30白馬尻幕場着

17:30テント撤収、白馬尻発~猿倉駐車場19:30発 八方の湯入浴後、帰路へ

途中、夕食をとり、諏訪湖IC(仮眠) 翌1:45相模湖IC~相模原着

 

入会前に上田哲農の名著『日翳の山 ひなたの山』中のエッセイ「ある登攀」を読んでから、もう30年以上の時が経った。当時の自分には文章は難しい面も多かったが、挿絵がとても印象的な本だったことを記憶している。それから白馬岳主稜は「いつか必ずの山」となった。

白馬岳主稜への挑戦は3回目。過去2回は天候に恵まれず悔しい思いをしたが、今回この上ない条件に恵まれやっと宿願を果たすことができた。同行者のK氏には感謝しかありません。

白馬岳主稜は末端から標高差1400mを一気に山頂まで突き上げる日本を代表する雪稜ルート。アップダウンが多く、ナイフリッジや雪壁が次々と現れ、変化に富んだコースは雪稜登攀の醍醐味を存分に味わえる。核心は頂上直下約60度の雪壁で、最後の雪庇を乗り越えるとハイライトを迎える。

 

5/3 猿倉駐車場から主稜全貌を望む。

5/3 白馬尻から大雪渓方面を望む。気分はヨーロッパアルプスだが、眼下には大量のデブリが

  5/4 八峰を目指して、ひたすら登る。

5/4 八峰から主稜ルートを眺める。

5/4 六峰に取り付く先行者。

5/4 六峰下部、雪の割れ目を越え、雪壁の登攀。

5/4 逆くの字型に曲がった主稜線、途中幕営適地が数か所あり。

5/4 五峰を登るK氏。この辺りから他パーティーと前後する。

5/4 二峰手前の狭く痩せたリッジの登攀。下方に後続ガイドパーティーが見えます。

5/4 二峰直下を白馬沢から登る。途中、昨日ヘリで救助されたバーティのザックが2か所あった。

5/4 核心部を登攀する先行パーティー。順番待ち中にガイドパーティーが続々到着。

5/4 中間支点で確保し、K氏の登攀を待つ。約20人のガイド部隊が去り、静寂が訪れた。

5/4 頂上に向けて、雪庇の薄いところを目指す。

5/4 最終ピッチの頂上雪庇を乗越し、顔を出したK氏。

5/4 充実の山行に笑顔がこぼれる!

5/4 大雪渓を下降する。尻セードで時間を稼ぎました。