創立55周年記念事業 大山古道踏査(第一行程)
はじめに
大山(おおやま)は厚木、伊勢原、秦野の市境にある山で、古くから農民や漁民の信仰を集めてきた。江戸時代には大山参詣が盛んに行われており、大山への参詣者が各地から通る道は「大山道」と呼ばれ、田村通大山道などいくつか主要な道がある。相模原市内にも大山道といわれる道があり、橋本、上溝、当麻を抜ける道などが知られている。
今回、当会創立55周年記念事業として、関東有数の信仰の山である大山へ参詣する市域を通る大山道を踏査する企画をたてた。ただ、すでによく知られている橋本や上溝を通る道ではなく、藤野から大山に向かう「津久井大山道」を踏査することにした。藤野の関野宿から大山山頂を目指して、行程をいくつかに分けて、歩きつないでいく計画である。ホームページには、各行程終了後にアップを予定している。
期 日 2021(令和3)年5月16日(日)
天 気 くもり時々雨
参加者 mt_kawani(L)、カツ(SL)、小原、Mario 、篠ちゃん、ミミさん、和代、さちこ、クマ( HP)、森のぷ〜さん(記録)
交通手段 公共交通機関 (電車・バス)
【第一日目の行程】
JR藤野駅(トイレ有)7:55出発→ 8:15道標「甲州街道 関野」→ 8:25関野宿→ 8:28龍渕山増珠寺→ 8:40道標「甲州街道 坂の上」→ 8:44道標「甲州街道 御留坂」→ 8:50三柱神社→ 9:02名倉入口→ 9:03道標「甲州街道 下小渕下」→ 9:07滝沢橋→ 9:13境川橋(市内に入る)→ 9:40石楯尾神社(休憩)→ 10:13名倉自治会館前(石仏群)→ 10:20名倉バス停→ 10:35道標「上野原と日連」→ 10:37園芸ランド事務所前バス停(休憩・トイレ有)→ 11:05秋川橋→ 11:21日連郵便局→ 日連分岐-ローソンLTF藤野店(トイレ有)→ 11:40日連杉:金剛山登山口(庚申塔)→ 12:10赤沢バス停→ 12:14さかざわばし→ 12:25芸術の家(昼休憩・トイレ有)→ 13:30馬本バス停(生活改善センター:向瀧寺跡)→ 14:31牧野郵便局→ 14:39やまなみ温泉→ 14:42やまなみ温泉バス停14:53発藤野駅行
いよいよ大山古道を歩く企画スタート。藤野駅から出発です。駅舎の前で会長お手製の横断幕を掲げて記念写真を撮りました。
さあ、ここから始まります。
旧甲州街道をしばらく行きます。
関野宿跡地。説明文を熱心に記録しています。
道標「甲州街道、御留坂」の左に入って進みます。
石楯尾神社に立ち寄りました。途中から雨が降り出して、傘をさしての踏査となりました。
秋川橋を渡りました。雨は降ったりやんだりを繰り返し、疲労も溜まってきた頃です。
向瀧寺跡には石仏・石神が立ち並んでいます。
第一日目の終点、向瀧寺跡(馬本生活改善センター)にて記念撮影。
第一行程は、あいにくの天気でした。大山は別名雨降山と呼ばれ、雨乞いの山として信仰されてきた歴史がある山ですから、もしかしたら幸先の良いスタートだったのかもしれません。第一行程は、舗装路が多く、古道を歩いている実感が湧きにくいところもありましたが、旧甲州街道や神社など昔を偲ぶものを眺め、藤野に点在するアート作品を見ることもでき、昔と現代の両方を感じることができました。