会山行
北アルプス 蝶ヶ岳
記録:シバ
【日程】 2022年5月3日(火)~5月5日(木)
【参加者】久円(L・会計) Mario(SL) ミミ(食当) シバ(記録・HP)
【交通手段】自家用車
【工程】1日目
3:00相模原出発~(相模原IC~松本IC)~6:30沢渡第2駐車場~7:00
上高地バスターミナル~10:00徳沢キャンプ場(テント設営・昼食)~
13:30蝶ヶ岳登山口付近まで下見~15:00徳沢キャンプ場~17:00夕食~19:00就寝
2日目
3:30起床~5:15徳沢キャンプ場出発~6:30横尾山荘~7:30槍見台~11:20横尾分岐
~12:50蝶ヶ岳山頂~14:00長塀山~17:15徳沢キャンプ場着~19:00夕食~
20:30就寝
3日目
5:00起床・朝食~7:00撤収キャンプ場出発~10:30上高地バスターミナル~
11:00沢渡駐車場出発~せせらぎの湯~(松本IC~相模原IC)~19:00相模原着
【天候】3日間全て晴れ
【記録】
私にとっては初めての合宿であり、テン泊であり何より初北アルプスであったため、この日が来ることをとても楽しみにしていた。その期待に答えるかのように、天気は3日間通して文句なしの快晴。陽気もとても暖かく好条件に恵まれた。
1日目
朝早くから相模原を出発、予定より早めに上高地に到着し、バスターミナルから歩き始める。夜中から起きていたためいささか眠くて仕方なかったのだが、河童橋からの息をのむような絶景に感動を覚え、眠気も吹き飛んでしまった。
とはいえそこから2時間程度、比較的平らとはいえ初めての重い荷を背負っての歩きに、肩がパンパンになりながらようやく徳沢園に到着。早速テントの設営にかかる。初テント泊で何も解らない自分は、先輩方の指導を受けながら設営を全員で行った。
昼食後には登山口の確認を兼ねて、横尾山荘の先にある登山口まで下見に行った。テントに戻ってから小休止の後、夕食となった。この日のメニューは豚丼、味噌汁、サラダ、漬物であった。思いもよらない豪華メニューに、準備していただいた食当のミミさんのご苦労に感謝感謝であった。
2日目
朝3:30に起床。初めてテントで寝たことや若干寒かったせいであまり眠れず、山頂まで行けるかなと多少不安になりながらも朝食をいただいて元気に出発。
朝焼けに照らされ荘厳な雰囲気を醸し出す穂高の山々を眺めながら登山口に到着。いよいよ登山道へと入る。平らな道に慣れてしまったせいか少々バテ気味になりつつも、皆さんの足を引っ張らないように必死で歩いた。
最初のうちはところどころに雪がある程度であったが、2000m付近からいよいよ本格的に残雪があった。Marioさんは雪があったほうが歩きやすいとのことであったが、私にとってはただでさえ重たい冬靴にアイゼンをつけるため一気に足がパンパンになってしまう。さらに永遠に終わらないのではないかと思うくらいどこまでも樹林帯の急登が続いたため、「長いなぁ、長いなぁ」と何度もぼやいてしまった。
それでも、やっと森林限界を超え一気に青空と展望が開け、ここまでの苦労が報われる思いであった。ここからは楽しい稜線歩きである。少々風が強かったが晴天のおかげでさほど寒さを感じることなく、美しい山並みを眺めながら歩くこと1時間少々、とうとう山頂に到着。集合写真を撮るなどして下山を開始する。
当初より帰路のほうがなだらかだが長いと聞いていたが、これまたいつまでも続くのではないかと思えるくらい歩けども歩けども標高が変わらなかった。後で上高地からのタクシーの運転手さんと世間話をしていて「体力的にきついのは槍と奥穂だが、精神的にきついのは蝶ヶ岳と言われてます。」などと言っていたのも納得できる話である。
ともあれ12時間みっちり歩いて無事に徳澤園に到着。降りてしまえばもっと楽しく歩けばよかったなどと少し後悔をしながらも、皆と笑顔で疲れたねーなどと言いながら休憩の後夕食をいただいた。
3日目
前日の疲れもあってぐっすり眠ることができた。朝食の後全員で撤収作業に入る。お世話になったテントが畳まれていくことに少し寂しさを覚えつつキャンプ場を後にした。途中、入浴と食事をし高速に乗った。覚悟はしていたのだが帰省ラッシュで大渋滞。それでも無事に相模原に到着。いろいろな意味で長い事づくしの合宿であったが、最高の天気に恵まれ至福の時間を過ごすことができた。
反省点としては共同生活において皆さんに甘えてしまったなと、色々と教えていただいた皆さんに感謝しつつ、次回は少しでも助けになれるようにしたいと思った。
みんなでテントを設営します
テキパキと夕食の準備をするミミさん
夜のテン場は幻想的です
元気に出発です
絶景です
山頂到着
テントを撤収します
絶景もいよいよ見納めです