●相模原山岳協会創立70周年記念登山 B隊山行   

●山行期間:2023717日 月曜日

●参加者:シバ 村々(HP記録) Mario カツ(CL) ケルン1名 さわらび1名 暁6名    

●行程:230起床 350トムラウシ野営場発 レンタカー 430短縮登山口~440出発~5:45カムイ天上~715コマドリ沢出合~820前トム平~910トムラウシ公園~950南沼キャンプ指定地~1030トムラウシ山頂~1100南沼キャンプ指定地~1145トムラウシ公園~1300 コマドリ沢出合~1430カムイ天上~1535短縮登山口

レンタカーでトムラウシ温泉に移動

 

●天気:曇り  雨(前トム平、山頂、復路前トム平まで) 山頂付近は強風

 

 7月17日 いよいよクライマックスのトムラウシ山だ。前日はお酒を控え、21時に就寝、午前230分に起きた。雨が降ったりやんだりで湿度が高い。昨日夕食時に全員が虫に襲来され痒くてたまらない。(ボツボツが増えて痒みは広がり1週間程度続きました)北海道は本州とは動物も違うし虫も違うようだ。

 レンタカーで短縮登山口まで移動。4時30分だが駐車場はすでに車が多い。

ヒグマが多い地帯なので、先頭の私は熊スプレーを借りて脇に携帯する。足元だけではなく熊が潜んでないか注意を払わなければいけない、と緊張する。ぬかるんだ登山道が2時間以上続いた。景観もなく精神力が試される。コマドリ沢へ急登を下って休憩。観察眼の鋭いMario氏が付近でヒグマの糞を発見した。

前トム平のへの登りが一番きつかった。途中で雨が降り出し、この後も雲の中に入っていく状況なのでレインウエアを着こむ。慣れない私が一番遅かった。暁のメンバーは悪天候に慣れているようで全員素早く完了していたと思う。さすがだ。

トムラウシ公園付近には高山植物が多く楽しめた。ガスで視界は悪かったが、時々ガスの晴れ間に大きな岩と緑が垣間見え、美しさに感動した。トムラウシ公園はせせらぎと巨大な岩と緑のコントラスト、そして高山植物が素晴らしい景観をつくっていた。トムラウシが人気のある山たる所以に納得し、もし晴れていたらと少し悔しい。

 9時50分 山頂下の南沼キャンプ指定地に到着。予定時間よりも良いペースで到達できた。引き続き雨は降り山頂は更に風が強いことが予想され、カツ氏から装備の再チェックと手袋を装着するようにアドバイスがある。山頂までコースタイムでは30分だが、強風にあおられバランスを崩し、風を正面から受けないように斜めに歩いたりして時間がかかった。この登りもきつかった。最後は岩を這い上がるような形で40分かけて山頂に到着。メンバー11人と握手を交わし健闘を称える。この悪天候では自分には難しいと思っていたが、山頂に立つことができ本当に嬉しかった。またN氏は6年前にトムラウシを断念していて、今回念願を果たした。彼の「みんながいたから達成できた」という言葉にこちらの気持ちも熱くなる。田口さん作成のペナントを掲げ記念撮影。長く滞在できる天候ではないので、早々に引き返す。

 復路は私が最後尾となって気が楽だった。気ままに立ち止まり、岩や花の写真を撮りながら下山した。

 前トム平下の岩場で鳴きウサギの鳴き声に耳を澄ませる。姿を発見した人もいたが、目の悪い私は残念ながら目撃することはできなかった。

雨を上がったのでコマドリ沢出合でレインウエアを脱いで身軽になる。ここから2時間30分の復路は長いが、達成感が心を占めていたのと、トムラウシ温泉でのお風呂と宴会という心の支えが気持ちを強めた。

 

 今回、このような遠方で貴重な経験ができ、新たな仲間と関係を深められたのは、全体の予定を調整してくれた相模原市山岳協会の会長や登山を率いてくれたカツ氏の尽力のお陰だ。改めて感謝したい。

おトレイブースがあるから安心

雪渓脇の急登を上がる

前トム平 手前 この後悲しいかな雨天に。

素晴らしい トムラウシ公園

トムラウシ公園2  写真では伝えきれなのがもどかしい。

晴れていればさぞかし

登頂  正しくはトムラウシ山ピストン隊

トムラウシ温泉 東大雪荘 登山靴を洗えたり、至れり尽くせりのお宿 お風呂は広い

北の大地 バスで帯広空港まで移動

空の旅 Airdo66便