小川山 烏帽子岩左稜線 記録 村々
●目的:マルチピッチクライミング
●メンバー シバ 村々
●日時:2024年 5月5日 日曜日 5月6日 月曜日
●行程:
5日 1:30相模原出発 4:10廻目平キャンプ場駐車場着 5:00支度を整え出発 6:00烏帽子岩左稜線取付き
12:10頃15ピッチ終了 休憩し13:15下山開始 14:10キャンプ場着
その後 金峰山荘で入浴後ビール 夕飯はシバはカレーメシとカップヌードルチリトマト 村村はマジックライスにキーマカレー 20時就寝
6日 5時起床 ガマルート偵察 6:30出発 9:00相模原着
●共同装備:50mシングルロープ1 カム
●個人装備:
【登攀時】 アプローチシューズ、小ザック、ヘルメット、ハーネス、カラビナ6 ヌンチャク4、アルパインヌンチャク3、スリング長2以上 スリング短2以上、確保器、岩靴、ヘッドランプ(替電池)、手袋、クラック用グローブ、雨具、飲料水2L、昼食、行動食、保険証、携帯電話、医薬品、テーピングなど ココヘリ、ガイドブック、トポ図、ヤマップ、日焼け止め
クライミングの聖地、憧れの小川山に行ってきました。かねてから狙っていた烏帽子左稜線は長いルート。岩の織りなす景色の素晴らしさに感動しました。初めて体験する花崗岩はフリクションが気持ちよく効いて快適、足の裏が岩をとらえている感覚を存分に味わえます。天気も良く、ルートの混雑なく自分たちのペースで進めました。GWなのに本当にラッキーです。
アプローチはガイドブック「クライミングガイド小川山上巻」に頼り、一回間違えつつも時間通りに到着。写真入りの詳細なガイドブックに助けられました。渡渉もなんとか靴を脱がす突破。寒かったので足を濡らしたら大変。
先行パーティーがいましたが、その人たちが良い人で、数回ルートや注意点を教えてくれて本当に助かりました。群馬から3日間クライミングを目的で廻目平に来ているとのこと。
登攀は難しいピッチもあったけど、二人とも渾身のクライミング。ボルトはほとんどなく、カムを多用。スリングで終了点を作ったりと自分で工夫する醍醐味が楽しかったです。
1ピッチ目では上部から「ラク」の掛け声、小玉西瓜くらいの岩が落下、私は無我夢中で岩のくぼみに身を寄せ、大事には至らず。かなり大きな岩が落ちてきたのをシバは目撃していました。ちょっとタイミングがずれていたら、大事故になっていたと思うと、身の毛もよだつ思いです。
最終18ピッチは写真にもあるとおり核心の15mの大チムニー。先行パーティーがなんとかクリアーするのを見せてもらしました。我々はまだまだ実力不足なので、そこからエスケープルートで下山。でも15ピッチを切り抜けることができた充実感を味わえました。
帰りは気温が高く渡渉では靴を脱いで足を洗い、汗を流しました。思いのほか早くすんだので、金峰山荘で入浴。その後ビールとコーラで乾杯。テントサイトにてそれぞれ、夕食を食べました。
翌日はGWの渋滞を避けるため、早起きしガマルートを偵察。アプローチやコースの概要を把握し次回の目標としました。6:30に出発し渋滞に巻き込まれず9:10に帰着
目的を達成した充実の2日でした。
確保するシバ
ルートのハイライト10ピッチ目 両側の切り落ちたナイフリッジ
厳しいピッチのリードをやり終え、村々を引き上げるシバ
先行パーティーがクラックを突破 (二人のすぐ右側の切れ目)
我々が迷わず、左を高巻き クラックを練習して次回はチャレンジすることをシバと決意する。
11ピッチ目をリードするシバ
岩が織りなす美しい光景
最終18ピッチを行く先行パーティー 上部のチムニーに人がいるのが見えます。
美しい西股沢
廻目平キャンプ着 素晴らしいキャンプ場 来年(今年でもOK)はクライミング合宿したい。