中央アルプス宝剣岳・木曽駒ヶ岳

【  日 程  】2024年10月27日(日)

【  参加者  】L:JOJO/SL:久円/記録:ドルチェ/CL:Mario/写真:N(計5名)

【交通手段】自家用車

【  工 程  】3:30 相模原出発〜6:30 菅の台バスセンター〜7:00 しらび平駅〜7:30 千畳敷駅〜7:45 千畳敷駅発〜極楽平ルート〜9:20 宝剣岳〜11:00 木曽駒ヶ岳〜13:10 千畳敷駅着〜帰路へ

【  天 候  】晴れのち曇り

 

 


(記事作成:N)

 

新入りのNです。よろしくお願いいたします。

活動報告の記録という大役を仰せつかりました。

終始楽しい山行となりましたので、それを皆様にお伝えできれば幸いです。

 

千畳敷カールの紅葉は終りを迎えていたとはいえ、しらび平付近はまだ見頃であったハイシーズンの日曜での開催です。晴天なら大混雑は間違いありません。しかし数日前から雨予報だったこともあり、絶景は難しいかなと諦めつつ前日準備をしました。出発後の高速道路もガラガラでした。

しかし夜中の間に予報は好転。菅の台に到着したときには太陽が山々を照らしていました。

まるで我々の到着を歓迎しているかのように……。(ポジティブ)

直前まで雨天の予報だったせいか、混雑することもなく駒ヶ岳ロープウェイで一気に標高2612メートルの世界へ。

(画像はクリックで拡大します★)

私は初の中央アルプスを目の前にし「すごい」「きれい」「やばい」の3つを繰り返すことしかできませんでした。

言葉を失うほど見事ということです。次回までに語彙を増やしておきます。

眼下には雲海が広がります。靴紐をしめ直し、景色に心を奪われながらいざ出発!!

序盤は歩きやすいルートです。

すれ違う人の数はまばらでした。

極楽平に到着すると絶景に歓声があがります。

はるか先で雲海に浮かぶ御嶽山が神々しい。

登った人間だけが見れる世界を堪能しながら、強風が吹きすさぶ稜線歩きに備えて防寒対策をします。

余談ですが、山を始めて1年目の頃は、一緒に登った皆さんが遠くに見える山の名前を教え合っているのを見て、「へ〜」とは思うもののそこまで盛り上がる理由がよくわかりませんでした。

いまは気持ちがわかります。登った山やこれから登りたい山がどんどん増えて、彼方に見える美しい稜線の正体を知りたくて、アプリを使ってでも調べます。でも、その理由を言葉にするのは難しい。しいていえば「ときめく」という感じでしょうか。

極楽平から宝剣岳を目指すルートは地図上で破線で結ばれる「破線ルート」です。鎖場が連続する岩場を通過します。

安全のため、途中でヘルメットを装着しました。

いきなり両端の切れ落ちた箇所があったり全体的に高度感がありますが、鎖も整備され足元はしっかりしています。

メンバーのみなさん難なく歩かれていきますが、岩場慣れしていない私には過去最大の難所と感じるところが多々ありました。

しかしペースを合わせていただき、丁寧なアドバイスのもとパニックに陥ることなく(いや陥りかけていたことは否めない)一歩一歩クリアしていきます。

クリアした瞬間にアドレナリンが放出されて「生きてる……楽しい……」と実感します。これだから山はやめられない。

 

頂上の直前に現れる「トロルの舌」で記念撮影。私は上に立つことができませんでした(泣)

次は恐怖心を克服してポーズ取れるくらいになりたいという目標を密かに立てました。密かに……🤫

ついに宝剣岳を踏破!

各自、お気に入り?の岩に腰を下ろしてカロリー摂取タイムです。

見ているだけでドキドキするような岩の端に座ったJOJO氏の山男感、絵になります。


予定ではこのまま乗越浄土を通って下山でしたが、かなり時間に余裕があったので中岳を経由し木曽駒ヶ岳へ足を伸ばすことになりました。

 

山頂に着くなり360度の大パノラマに感動!

はるか先の稜線、雲海の隙間から見える街並み。

ぜんぶが素晴らしい。

写真撮影を終えて軽食をつまんでいると、午後から曇りという予報が的中し、まるで帳がおりるかのように頭上をグレーの雲が覆っていきました。

いそいそと支度を整えて下山します。

頂上山荘のある分岐で、中岳巻き道を示す看板を見たJOJO氏の岩場センサーが働き、往路と異なるルートを行くことになりました。「巻き道(キケン)」の文字に怯えながら後に続きます。

右側がいわゆる崖で、暴風が山肌を叩きつけるなか鎖のない箇所もあり……再び高度感との戦いになりましたが、終わってみれば楽しいから不思議です。 メンバーの厚い手ほどきに感謝です。

このルートを選んだおかげでライチョウに出会うこともできました。しかも5匹の群れです。

冬に向けて体が白くなっています!

下山の時まで目に映るすべてがこう美しいと、旅の終わりのような、過ぎゆくパレードを見送るかのような寂寥感を覚えます。

(もうすぐ終わってしまう……バイバイ中央アルプス、またくるからね……)

千畳敷カールまで下りてきました。ゴールまであともう少し、名残惜しさを口走ります。

すると「ちょっと遠回りする?登りがあるけど」と気を利かせてくれた提案に「登りがあるならやめときます」と即答する私。修行が足りません。

通常ルートにて千畳敷駅に到着し、全員でハイタッチ☆

途端にあたりは真っ白なガスに覆われました。

まるで私たちの下山を待ってくれていたかのように……。(ポジティブ)

 

15時を前に菅の台駐車場に無事、戻ってきました。

温泉で疲れを癒やし、お腹も満たし、車内では話に花を咲かせながらの帰宅となりました。

往路復路ともに運転手を務めてくださったMario氏に感謝申し上げます。

何か書き忘れていることがありそうです。そのくらい濃厚で充実した日帰り山行でした。

参加のみなさま、本当にありがとうございました。お疲れ様でした。

 

 

入会を迷われているそこのあなたもぜひご一緒しませんか?笑

いつでも見学をお待ちしております!