山  域:西丹沢:  不老山(サンショウバラを求めて) 

     期  日:平成26年5月31日(土)  (晴)

     メンバー:mt_kawani 、はるさん

     行  程:

     ✤相模原発5:59==6:10町田6:20==7:03新松田バス7:20==7:55向河原8:00⇒番ヶ平分岐

     10:10 ~往復10:40⇒不老山 11:25~3512:00世附峠~上の丘12:07~13:02⇒世附峠

     13:07~15不老山南峰13:45~14:00 ⇒谷ヶ山15:15~30⇒りんどう峠15:38⇒登り口16:15

     ⇒16:47駿河小山駅JR17:22==松田/新松田 17:53==本厚木 ==町田==相模原

 

    久し振りにサンショウバラ観賞に出かけてみた。最も近い浅瀬からの登山道は(主目的箇所

    が世附峠周辺であるから)H22年の台風で吊り橋が壊されて通行できない儘になっている。

    従って、棚沢キャンプ場改め向河原バス停からスタートした。

       ◇向河原バス停から直ぐ前の道を降りずに100mくらい戻ると道標がある。

        河内川を吊橋で渡る。

       ◇棚沢のキャンプ場は閉鎖されてない。たわわに実った梅の下で支度を整えて出発する。

       ◇二人シズカならず、五人シズカだ!

       ◇概ね展望のない植林帯の中を登る。等高線は混んでいるが、登山道はわりかしジグザグ

        に切っており比較的歩き易い。上部では尾根を巻いてH800mの尾根へ出る。

       ◇地図上(昭文社)に番ヶ平(867m)というピークがあるので行ってみることにした。

        「ここから先はハイキングコースではありませんので通り抜けはできません」の看板があった。

        笹が繁った展望のない植林の中であった。引き返して少しで林道を横切る。登り着いた

        林道の縁の真上にサンショウバラが咲いていた。背丈が4mほどあり見落としたところ、

        休憩しているハイカーが教えてくれた。他にも数本木があったけど花はなかった。

        少し急登すればあと穏やかな登りで山頂へ着く。

       ◇不老山々頂:サンショウバラは全く咲いていなかった。(元々展望はない)

        県境のピークを南峰と称しているようである。ここは、南側が開けて富士山が見える

        展望地である・・・が今日はうっすらと微かに認めることができる程度。

      ◇世附峠まで降ると、目的のサンショウバラが咲いていた。その先県境尾根を5~6分ほど

       進むと開けて丘状となる。不老山と続く県境尾根がハッキリと望める。この付近がサンシ

       ョウバラの多い地帯である。ここで、昼食としたあと写真を撮りながらあちこちとうろつく。

       この辺りの木高さ2~3mで花に近づける。

       ◇全般的に花付きはよくない。今年の最盛期は?今日の時期は早いか遅かったのか?

        判断が付き難い状態である。とはいえ、もともと1本の木にそう多く花が咲いていた

        記憶がない(過去3度きているが・・・今日は数年振り)蕾もあったが、散るか、

        しぼんだものも多かった。

      ◇これは、世附峠のもので色が鮮やかであった。

         ★サンショウバラ:花は五弁で淡紅色の単性、高さ5mにもなる。

       日本固有種、神奈川県と箱根地区の山地に生える。・・・とのことである!

       単性花?=雄しべ、雌しべのいずれか一方だけもつ花で雌雄異株だとへぇ~

       今日のこれらの花はどちら? だろうか~

       ◇ヤブデマリが満開、白いは花が清楚で瑞々しい。

       ◇バックは不老山・・・あそこへまた登り返して右の県境尾根を下山した。

       ◇写真を撮っていたら、はるさんの悲鳴にびっくり! 何と生まれて間もない子鹿が

        うずくまっていた。近づいても、ピクピクと上半身が微かに動けど立ち上がれなかった。

        親に見捨てられた? 我等は如何ともなすすべもなく

       ◇世附峠に戻り、登り返して南峰へ:左奥に富士山が微かに!(肉眼では

       ◇ハコネウツギ:初め白でのち紅色となる。箱根には産しないらしい。

       ◇不老山南峰の道標:頭の金時さんがユニークだ! 県境尾根を下山路に選択する。

        不老山は神奈川県で山頂には三角点はない。  しかし、世附峠上部に三角点(△745.2m

        がある。ただし、サンショウバラに気を取られ見落とした。

       ◇県境尾根の途中の大久保山は(入口に表示あり)割愛したが、三角点峰の谷ヶ山

       (タニガヤマ?)は立ち寄ってみたが、写真のような植林の中で展望なし。山名板と

        三角点は捜したけれど見つからなかった。三角点踏査ではないので早々に諦める。 

        帰宅して丹沢山塊三角点踏査記録を見ると、手作りの小さな山名板があり2~3m    

        以内に三等三角点があったそうだが、もっと東側だったかもしれないなぁ~ 

         県境尾根は出だしに階段状の急坂が少しあるが、あとは植林帯で興趣はないが緩  

        やかで歩き易い登山道であった。

        なお、道中には例の小山町の岩田澗泉氏手作りの道標や色んな解説と呼びかけ板が

        至るところにあって賑やかである。(小山町と揉めて裁判ざたになっていたようで

        あるが、現在どうなったか調べてはいない)

        また、以前御殿場から明神峠下までバスがあったが今回は調べていないので不明。

        現在駿河小山駅からもバス(土日祝)が出ていることを後で知った。

        バスが利用できるなら、サンショウバラ観賞の場合、明神峠~湯舟山~世附峠~

        不老山~県境尾根~駿河小山駅のコースが理想的である。ただ、平日に静かな環境

        で歩きながら観賞したい吾輩には適用できないのが恨めしい。

                                       記:mt_kawani