記 録: 嶋村
期 日: 平成15年1月26日(日)晴れ
目 的: 読図研修と雪山歩行訓練
参加者: 石田 高橋、福田 萩原 服部オ 服部ヨ 古閑 富岡 嶋村タ 嶋村ア 志賀 月野 坂本 新保 小林
行 程
八王子駅7:51##立川駅8:11(ホリデー快速)##8:59御嶽駅9:10==(バス)==9:16滝本山口9:25―――
10:40御岳山頂上(御岳神社)10:55―――11:45日の出山山頂(昼食・読図研修)11:45―――12:40三室山―――
15:15吉野梅林15:20―――15:45日向和田駅
今回は読図研修を兼ねたハイキングでもあって、久しぶりに参加者の多い山行となりました。7:40八王子駅に全員
集合。立川駅よりホリデー快速に乗り変えましたが、全員座れました。車内では私たちと同じ登山客が多く、登山電
車の様子でした。御嶽駅では、バスの臨時便に乗れたため、滝本までゆっくり座れました。
ロープウエー乗り場の横の登山口で準備体操。高橋さんを先頭に山頂までの車道をのぼりはじめました。車道はロ
ープウエーに沿って造られていて、緩やかなコンクリートの登りが続いています。
最初は雪が見当たらなかった杉林の斜面も、中腹から山頂にかけて、白さを増してきて、1月に降った雪が解けず
に残っているのが判りました。ただし、私たちの歩いている舗装された道には雪はまったく残ってなくて、きれいに除
雪されていました。
ケーブルカー駅のある御岳平までは約1時間、御岳参拝のために開けた民宿や旅館が立ち並ぶ御岳集落を抜け
て、日の出山との分岐(直進は日の出山・右手は神社経由大岳山)を右手にあがり、急な階段を登ると御岳神社の
社殿前に出ました。ここで休憩。社殿前広場は、雪がずいぶん残っていて、ベンチを探して休みました。神社は都の
重要文化財に指定されているそうで、鎌倉時代に活躍した畠山重忠の騎馬像が立っているのは、神社の歴史の古
さを示しているかのようでした。(騎馬像の裏奥にトイレがあります)
神社境内の残雪の多さに比べ、階段、道路にはまったく雪が残っていないのは、信者?さんたちがきれいに除雪し
たからでしょうか?分岐に戻り、日の出山への道を目指すと、日の出山の眺めが良い畑に出ました。
とたんに雪道となって、みんな雪を踏みしめながら喜びの声を上げました。今日は比較的暖かいため雪もそんなに
ないだろうと思いながら、雪道を歩けるなんて期待しなかったのに・・・。緩やかな上り下りを繰り返しながら雪の感触
を楽しんで歩きました。東雲山荘の前をひと上りすれば、雪が積もった広々とした山頂でした。でも、山頂は暖かい
日差しの中で雪も溶け出して泥んこ状態のところがあちこちに出来て、足元が悪くなっていました。しかし山頂からの
展望は素晴らしく、正面の大岳山をはじめ奥多摩や丹沢の山々がくっきりと見えていました。大岳山の左奥に真っ白
い山の頭が見えましたが、富士山でしょうか?富士山にしては低すぎる・・・ようでもあります。昼食後、服部講師によ
る読図講習会で、2万5千分の1の地形図・コンパスをもとに勉強しました。自分の目指す方向にコンパスを合わせ
る・・・ことが、なかなか出来ない。理解できた積もりでも次にやってみるともう間違っています。また教えてもらって・・
を繰り返しやっと理解したようです。
熱心に読図の講習をしています
日の出山から日向和田駅へは下りのた
め、アイゼンを履いて下りました。私は
今年に入って4回目のアイゼンだったの
で、雪の歩き方にも慣れてきた気がしま
す。リーダーの高橋さんはアイゼンなし
で快調に降りていきます。ベテランは、
違うな・・・と感心してしまいました。途
中、高橋さん、福田さんが、雪道の歩き
方について実地指導してくださる場面も
あって、後輩にとってまたとない勉強の
機会だったと思いました。(雪道の歩き
方・・・足の裏全体で雪を踏みしめ、持ち
上げる気持ちで歩くよう、日頃から癖を
つけること)
吉野梅郷で休憩。梅林は雪で真っ白のようで、開花はまだだいぶ先の様子でした。それでも梅ノ木に近づいて見
ると、芽吹き始めた小さい蕾がいっぱいついて、春の近づきを教えてくれていました。
15:45分、日向和田駅に到着。ゆったりした山行でしたので、皆さんずいぶん余裕がありそうでした。相模原駅
に着いて、居酒屋での反省会は、14名と人数が多いだけに、随分盛り上がりました。高橋さん・石田さん・福田さ
ん・・・から、また色々な山についての情報、注意点、経験談・・・等、身になる話も聞かせていただき、これも良い
勉強だと有り難く感謝しています