春山合宿 岳沢

 

記 録: 古閑
目 的: 雪上技術の習得及び向上
期 間: 平成16年5月1日(夜行)~5月3日
参加者: 田口(CL)福田、古閑、井山、嶋村タ、月野、坂本、小林、土田コ、土田ヤ
5月1日 新宿バスターミナル(夜行バス)23:00出発
5月2日 沢渡にて低公害車に乗り換え 6:00上高地7:00-岳沢幕場10:00
5月3日 岳沢BC7:30-岳沢ヒュッテ7:20-天狗沢9:00-岳沢ヒュッテ10:30岳沢BC11:00-上高地13:30-14:20
      松本→→→八王子

 

 

5月1日 新宿バスターミナル22:30集合だが、ほとんど相
模原で出会いバスターミナルに向かう。新宿駅からバス
ターミナルまでは結構距離がある。着けば山の格好をし
た人、人、ワイワイ、ざわざわ、各々、自分の予約してあ
るバスが気になる。我々もその中の一人。バスが来てい
っせいにバスに乗り込む。席は指定になっているので慌
てる事はないが何故か慌てている。田口さんは座席の位
置が良かったので良く眠れたとの事。古閑、月野さんは
バス席が後方なので揺れて少々寝不足気味。

 

 

5月2日 目が覚めないのに沢渡で低公害車に乗り換え。
6:00バスは上高地に到着。朝食、身支度にたっぷり時
間をとって7:00上高地を出発、カッパ橋を渡り既に混み
だした上高地を後に一路岳沢に。

梓川の右岸を15分程進むと岳沢登山口の標識が見えてくる、入口は小さな沢の橋を渡る。そして、樹林帯の中を

背中に重い荷物を感じながら黙々と歩く。登る。足元は少しずつだが雪道になる。アイゼンは着けずに初心者の方
もいたが幕場まで頑張って登った。テントが見えてきた時にはさすがにホットした。そこで我々もテントを張るのに適 したところを探し出す。水場に近い所、そして雪上訓練の場に近い所。さらにトイレ場、さすがにトイレは岳沢ヒュッテ まで行かなければならない。だが10分位で行ける場所。早速テント場作りに力を合わせて2張り完成。お昼のおむす びが一段とおいしい。ひと休みした後はハーネス、アイセンを着け近くの急斜面を利用し、まずアイゼンワーク、滑 落停止の練習、体が雪にまみれること傾斜に慣れること、慣れてきた所でスタンディングアックス、そして大阪方式 などたっぷり時間を掛け、皆熱心に何度も何度も練習を重ねた。そして、すごく楽しそうに疲れを忘れたのではと思 われる程だった。周辺を見ても多くのグループが雪上訓練をしていた。時間になり訓練も終了。テントに戻り夕の 準備。雪訓の話題でおいしく楽しい夕食も終わり明日に向けて、と思いきや明日は天候が荒れるかも、との情報。

 

 

 

 

 

5月3日 6:30幕場出発。の予定。雨がパラパラ、様子をみる。30分位で雲の切れ間が。躊躇していたが出発。岳沢 ヒュッテで天気の情報を得るがやはり悪天候との事。それでもうっすら太陽が見える。では行ける所までということで 更に行くことに。天狗沢は幅の広い急斜面、登りにくかったが雪質はそんなに悪いとは思えなかった。お天気が良 かったらもっと見晴らしが良いのではと思える。悪天候でも遠く下の方にテント場がみえる。2時間ほど登っただろう か、先頭と最後尾の差がついてしかも雲行きも怪しくなる。もう少し頑張れればとも話しあったがやはり勇気ある決 断、下山する事に決定。 急斜面を下山する時の研修もしながら岳沢ヒュッテに向かう。そこでトイレ休憩をしながら再び天気情報確認。天気 の回復の見込みなしとのこと。もう一日の食料の事もあったが、ここまで降りたのだからテントを撤収して今日のう ちに下山しようということになった。上高地に着いたらとても混んでいて人の間を縫って歩くような状態。タクシー乗り 場でやはり大きなザックを担いでいた人も悪天候で一日繰り上げて帰ってきたと話していた。30分ほど待ったが順 調にタクシーに乗れ松本駅に到着。