高尾山・シモバシラ探訪ウォーク

 

2007.12.15
相模山路会 森田
  シモバシラ?なにそれ。
  霜柱でしょ?
  冬の寒い朝、しめった土から細い氷の束になって、立ち上がってくるヤツ。
  え、ちがうって?
  植物のシモバシラ?知らないね。なんなの、それ。

と、言う方のために(私も含む)、本日、高尾山にシモバシラを見にいきました。カメラと三脚を持ち、日影沢に車を置
き、いざ出発。高尾山頂ともみじ台の中間に位置する鞍部に到着。
昨年、ここにロープが張られ、シモバシラの生息地であることを紹介する、カンバンがたっていたのです。残念ながら
昨年は、時期がおそく、ここでシモバシラをみることはありませんでしたが、今年はここで、シモバシラが見れるもの、
と思ってました。
ところが、です。なんにもありません。シモバシラはもとより、霜柱もなし。
ありゃりゃ。訪れた時期が早すぎたかな。それとも地球温暖化のせい?
そういえば、川野さんから、一丁平にシモバシラがある、と聞いたことを思い出し、気を取り直し、一丁平へ。
はい。一丁平に到着。で、シモバシラはどこ?
当然、日中でも日影になる、寒そうなところだろうな、と感を働かせ て、しばらく探すと、あった、あった。この写真では不鮮明で申し訳
ないが、キレイな氷の花を咲かせたシモバシラが、群生していると
ころ、発見。下の写真は、おなじみの一丁平であるが、この場所の
ちょうど、うしろの遊歩道に群生している。
私以外にも、このシモバシラお目当てのヒトが 結構いて、写真を撮 ってましたね。
ところで、このシモバシラ。まるでパティシエが作った、飴細工のよう な容姿ではないか。もしかすると、ホントに甘いかもしれない。植物 から抽出された氷だから、蜜によってほんのりと。
で、食してみた。

パクリ。シャク、シャク。
うーむ、こ、この味は!さあ、どんな味だったかは、次回定例会で 明らかになる!みなさん、出席するように!
*参考


 富士山北麓ではあまり見かけないが,周囲の御坂山地のやや湿 り気のある林床などに生育している。和名は初冬のころ枯れた茎 の毛細管現象により,土壌中の水分を吸い上げられ,氷点下の外 気温によって水分が凍る現象すなわち霜柱が形成されるので名付 けられたという。この現象はシモバシラだけではなく,他のシソ科植 物やキク科植物などでも見られる。形はその時の条件によって変 化する。
 左上のシモバシラ(シソ科)と左の霜柱の画像、参考の文章は、
ようこそ「富士山の植物」のホームページへのサイトから、 webmaster磯田進(Isoda Susumu) 様のご了解を得て転載させて
頂きました。
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