― 個人山行 ―
期 日:2008年2月4日(月)晴後曇 参加者 :川野 1月23日に続いて、2月3日又雪となった、市街地もかなりの積雪(5cm?)があったので、翌4日に出かけ ることにした。単独でもあるし、大山をヤビツ峠から日向薬師へ抜ける予定で発った。終点蓑毛の大分手前 からバスは1人旅の風情であった。電車からは、快晴の青空に厚化粧した丹沢の山々を眺められ気は勇ん でいたが、驚いたことに、蓑毛まで積雪はなく屋根に薄っすらと積もっている程度であった。しかし、春岳沢を 渡ると積雪は10cmとなり徐々に深くなってヤビツ峠では40cmとなった。先行者1人のトレースがあり、なーん だ新雪の初歩きができないのかと悔やむ。どこでも好き者がいて早く登られるのだ。ところがである、先行者 のトレースをつぼ足で登ってヤビツから700mぐらい行くと先行者に追いつて先頭を交替した。この頃から雪は 益々深くなってきた。膝から上、時には腿まで、落ち込んで腰まで没した箇所もあって苦労した。 北側から吹きつけられた雪の吹き溜まりとなって登山道が完全に埋まっているのである。道をそれて木々の 根本や笹の上をも攀じ登る。天気もヤビツを過ぎてから悪化して曇天からガスが掛かって暗くなる。交替した 先行者は中々来ない。おにぎりを頬張りながら、此の儘登っても展望はなく、時間も喰いそうだ、つまらんな ー・・・止めて引き返すか・・・と逡巡していたら、新しい後続者2人が追いついてきた。やぁー助かりましたとき た。もうラッセル止めたいと思っていたところだと言って交替する。下社からの登山道に合流するまでラッセル は続いた。結局ラッセルは先行者、後続者とで夫々約1/3であろうか、但し我輩の区間が春岳山の前後で最 も深くて厳しかった。最後入れ替わってガスに包まれた頂上に立った。先行者は10数分遅れて到着した。ヤビ ツ峠を9時50分に発ったのに12時40分となっていた。8人ほどの登山者がいたが何れも下社からであっ た。日向薬師へ下山する予定であったが、少々疲れもあったし、久しぶりに下社や大山寺の様子も見たかっ たので下社へ降りた。こちらの雪は10cm前後であった。下社から女坂を下りたが石段だらけで閉口した。雪 はもうシャーベットであった。 |