-会山行-     富士山 雪上訓練(相山協主催)

記 録:森田
期 間:2008年2月2日(土)~3日(日)

参加者:坂本、松本、森田 (他にはT.D.Sから3名、ケルンの会から1名が参加)
役  員:5名が参加し指導などにあたられた。

行 程:2月2日 富士吉田登山口 → 馬返し → 富士山5合目・佐藤小屋12:00 
           佐藤小屋 → 近くのスロープにて滑落停止訓練・スタンディングアックスビレイ訓練・アイゼンワーク
           → 佐藤小屋16:00
     2月3日 佐藤小屋 → 近くのスロープにてコンティニュアス講習
           → 佐藤小屋10:00 → 馬返し11:30

2月2日(土)

 本日は、馬返しまで車で乗り付け、5合目の佐藤小屋に
11:00着。昼食をとって、昼から雪上訓練開始の予定だ ったのだ。
 ところが、どっこい。前日に結構な降雪があったらしい。 馬返しまでの道のりは、雪深かった。先頭をゆく山びこク ラブのM号は、まさにラッセル状態。計5台の車に分乗し た一行は、結局3台がなんとか運行。2台は途中で乗り捨 てた。
 車での前進に手間取り、結局、佐藤小屋に着いたのが 昼の12時になってしまった。まさか車でラッセルするとは ね。これも雪上訓練の一環である、と前向きに考えること にする。

 小屋で身仕度をととのえ、いざ、トレーニングフィールドへ。指導員は、チームダイヤモンドのT氏を中心とした、3名体
制だ。
 まずは滑落停止訓練。適当なスロープを見つけ、実際に滑落してみるも、雪がふわふわで、ぜんぜん滑らず。ピッケ
ルに体重をのせ、制動を試みるのだが、その前に、自然に止まってしまうのだよ。それでも、滑りそうなところを探し、な
んとか型通りの訓練をする。
 つぎに、スタンディングアックスビレイを習う。手順を聞いてると、いろいろとやることが多く、すぐにはおぼえられない。
セルフビレイをとるの忘れる人や、トップのロープとは違う方のロープを確保しちゃう人とか続発。
 ここでも、ふわふわの雪が災いし、実際にトップ役を滑落させて、確保の訓練をするも、うまく滑落できず。業を煮やし
た松本さん、ついにトップ役をロープでひきずり降ろすことにより、擬似滑落を演出。以外にもこれが功を奏し、訓練
に、はずみをつけた。ナイス、松本さん。
 最後に、アイゼンワーク修得のため、疲れた体にムチをいれ、ず~っと向こうまで、歩かされました。もう、へとへとで
ある。

 16:00訓練終了。小屋にもどり、ビールで乾杯!山岳 会にはいって、これが2度目の小屋生活であるが、大勢で わいわいするのも、いいものだ。



2月3日(日)

 あいにくの天気。昨晩から雪が降り続いていた。このま まだと、下に置いてきた車が心配。雪にうもれる前に、早 めにきりあげることとなり、本日のメニューは、コンティニ ュアス講習のみ。大阪方式という、確保方法を習う。
 降り積もった雪で、実際に滑落してみることができない ので、形だけの講義となったが、みな、真剣に講義を聴 く。納得するまで、何度も質問が繰り返され、指導員のほ うも、説明に熱がはいる。

 雪がひどくなってきた。本当は、耐風姿勢や、ピッケルの使い方など、いろいろやりたいことはあったのだが、10:00
に雪上訓練終了。参加者のみなさん、どうもお疲れさまです。指導員のみなさん、ありがとうございました。訓練の成果
としては、時間がうまくとれず、いまいちではあったが、習ったことは忘れないようにしたい。