◇個人山行◇
|
|
八ヶ岳(硫黄岳・横岳)花観賞山行
|
|
期 日:2010年7月7日~8日
|
◆稜線上で出合った主な花:
チョウノスケソウ、コマクサ、ウルップソウ、ミヤマダイコンソウ、オヤマノエンドウ、イワベンケイ、イワハタザオ、イワウメ、イワツメクサ、イワヒゲ、ミヤマシオガマ、コケモモ、ハクサンイチゲ、ヤツガタケキスミレ、ツガザクラ、キバナシャクナゲ、キンバイ
|
コース:
7/7(曇)
桜平P~オ~レン小屋~赤岩の頭~硫黄岳~硫黄山荘
7/8(晴)
山荘~横岳~無名峰周辺~山荘~硫黄岳~オーレン小屋~桜平P
|
|
今期新入会の伊藤さん、森嶋さんを同行して花見山行をした。テント泊未経験のお二人さん、稜線上の花観賞時間を多くとりたい、小生が術後の病みあがり等の理由で小屋泊まりとした。 梅雨最中で天気予報が悪い曇天の中を伊藤さん愛車のプリウスで出発した。八ヶ岳は初めての新人さんを同行し雨になって大丈夫?と心配しながら桜平についた。対策として出発時強い雨が降っていたら中止、普通の雨ならオーレン小屋か夏沢峠のこまくさ荘泊まりで翌日の天気をみて行動すると決めていた。 幸い雨は降っていなかった。のんびり歩くつもりが何と中学生の大群に行く手を阻まれた。学校行事の登山でオーレン小屋とこまくさ荘(夏沢峠)に泊まるという。雨が降ってきても満杯で拒絶されるであろうな~と危惧した。彼等の方が歩くのは当然早いが休憩が多いので前後してペースを乱されてしまった。 オーレン小屋では幸運にも薄日が時々射してきたので小屋の心配も杞憂となり硫黄岳を目指した。雨にも会わず、花々を愛でながらゆっくりと登り硫黄山荘に入った。キバナシャクナゲは未だ殆ど蕾であったのは残念。 翌朝は晴れ、4時40分ご来光を拝むことができた。雲は出てきたが風もない好天であったので横岳山頂周辺ではチョウノスケソウ等を観賞し、展望を楽しみ、写真を撮りながら1時間程過ごした。伊藤さんは横岳直下の鎖場、梯子で気分が悪くなるほど緊張したので(彼の言)横岳山頂でトカゲをきめこんだ。森嶋さんは小屋泊まりではあるが奥穂高、槍ヶ岳、北岳等十数峰の登山歴があって鎖場等平気で中々の健脚ぶりである。コンロ持参でコーヒー、スープをタイミングよくご馳走してくれ、夜はビールのつまみに枝豆まで頂いた。過去雨に降られたのは1度だけとのことで「森嶋さん」ならず「はれさん」であろう。今回も「はれさん」に助けられてその幸運に感謝!お陰でのんびり快適に花観賞山行を満喫できて大満足した。
|
|
|
★トピックス:
1. 針葉樹林帯でイチヨウランを発見した。
2. 映画「剱岳 点の記」の木村大作監督に出会った。 オーレン小屋下で下山中の監督とすれ違った。6日に硫黄山荘に宿泊 されたので1日違いで同宿を逃がしたのは残念。小屋のポスターに 「誰かが行かなければ、道はできない」(宇治長次郎のセリフ)のサインあり
3. 硫黄山荘のトイレは水洗、ウォッシュレット(合併浄化槽導入、し尿・厨房排水の浄化)で誠に快適である。飲料水もポンプアップで充実。
|
|
|
|
|
|
|
(記:mt_kawani )
|