山域:山名:道志御坂山塊:倉見山 (1,256m)

 

  日:2017年5月9日(火) 曇

 

参加者:mt_kawani、桃子、はる、さちこ、チィちゃん

 

  程:三つ峠駅~厄神神社~さすの平~倉見山~見晴台~堂尾山~クマガイ

 

ソウ群生地~桂川公園~三つ峠駅

 倉見山は二度登っているが(東桂駅からで一度は杓子山まで縦走)今回は久し

振りにみなさんを誘って三つ峠駅を起点に厄神神社の先から登って堂尾山を

経てクマガイソウを観賞する周回コースとした。南都留郡西桂町のルート

ガイドにある「さすの平」は簡易ベンチがあって眼下の西桂町を見渡せるが

平場は全くない尾根の一点である。堂尾山公園も東屋があるだけの小広場に

過ぎないとは言ってもクマガイソウが二十数株生えている箇所があった。

道標が整備されており道を間違うことはない。今日は終始曇天であったが

富士山は最後まで雲に覆われることはなかった。

 

 町営グランドの西側にあるクマガイソウ群生地は、池田さんというご夫婦が

数株から再生を始めて、何年もかけて繁殖を続け育ててきたそうである。

その後ご主人が亡くなられ夫人も高齢になって、管理が無理になったことから

西桂町が所有地(山)を引き継ぎ保護育成しているそうである。自分は、

ご夫人が管理されている時期に一度訪れたことがある。その時は入口に協力金箱が

あったが今は、アンケート箱があり案内のおばさんや無料ガイドの方が居られた。

 

 環境省レッドデータリスト【絶滅危惧Ⅱ類】に分類される希少な花である。

 白地に紅紫色の網目状脈がある袋状の花弁が特徴的な花と知る。全ての花が

同じ方向を向いているのがまた珍しく群生は圧巻である。育成条件が厳しいらしい。 

倉見山山頂見晴台からの富士山、裾を長く引いた稜線が優しい。

なのに富嶽秀麗十二景には入っていないのが惜しまれる。他にもあるので十六景位

数えても良いと思うけれど、多すぎても有難味が薄れるかもしれない。

 ルイヨウボタン

 倉見山は富士山展望秀麗の山であり山麓にクマガイソウの群生地をもつのが

 人気の源であるが、フジ桜やこのルイヨウボタンが観られ、未だ開花前ではあるが

ユキザサが沢山生えていた(特にさすの平からの尾根に)ギンランのような芽も

多く見た。 

オオミズアオというらしい:孵化の最中でもう少しで飛び立ちそうだ蛾の仲間でも

蝶のように美しいという。

成虫を未だ見たことがないように思うが見過ごしたかもしれない。短命らしい 

(閉じていた羽を少し開いて撮った。とまっている草はなに?)

振り返れば峨々とした? 三つ峠山の屏風岩

 桂川の畔でオスの雉を見つけたしばらくしてケッケーンと啼いてくれた。

 これ日本の国鳥?

                        (記 mt_kawani