個人山行
北八ヶ岳:北横岳
期 日 2019年3月21日(木)
参加者 車掌、久円、他2名
交通手段 自家用車+索道
行 程 (16日)市内6:00=北八ヶ岳ロープウエイP9:00-坪庭9:30-北横岳-坪庭11:40
雪上訓練ー北八ヶ岳ロープウエイP14:00
天 気 21日 雪のち曇り
久円さんとお友達2人の計4人をお誘いして北横岳へ行ってきました。この日はあいにくのお天気で、予報では麓の茅野市は雨。目指す八ヶ岳は雲の中でした。時折雨が強くなるもののスタート時間には弱くなってきました。
事前に調べた予報では風は20m超でしたが、ロープウェイ山麓駅ではほとんど風がなく拍子抜け。まぁ上にあがれは少しは風があるだろうなくらいに考えてました。
ロープウェイに乗り高度を上げていくと、強い風と大粒の雪が降り始めました。
準備を整え9時30分過ぎにスタート!今回はトレースがありましたが雪は堅く締まっています。最初こそノーアイゼンで行きましたが、短いながらも急登部分に差し掛かり、念のためアイゼンを装着しました。周辺は風も強く視界も不良。でも目印は確認できたので問題はありません。 樹林帯に入ると風も避けられホッとひと安心。
順調に高度を上げあっという間に北横岳ヒュッテに到着。
小休止のあと山頂アタック。風はだんだんと強くなってきています。森林限界を超えると暴風が吹き荒れていました。女性陣は経験したことのない風に難渋しています。確かに私自身もたまにあおられそうなほどの風です。しかも息継ぎをあまり感じない風でした。下山時のロープウェイ山頂駅付近の風速が13~14m/sだったことを考えると、20m/sは越えていたかと思います。
1歩1歩確実に進み南峰へ登頂。
暴風+視界無しのため北峰は断念。下山を開始しました。樹林帯に入ると平和な世界です。北横岳は森林限界から山頂までがわずかなので今回は登頂出来ましたが、もっと距離があるようであれば間違いなく撤退と判断していたと思います。
北横岳ヒュッテで小休止した後、坪庭周回路まで一気に降りました。この時点でまだお昼前。ここで久円さんが講師となりミニ講習を行いました。歩行・ワカン歩行・滑落停止など雪山技術を一通り復習できたと思います。天気が良ければ読図もやりたかったんですけど。気が付けば13時30分くらいになっており、意外と時間をかけて講習できたなと思いました。
ロープウェイで下山中乗務員さんとお話ししたところ、八ヶ岳の地形的特徴による麓と山中での天気の違いや北横岳が風に強い理由など、いろいろ勉強になるお話を聞くことができました。
温泉でのんびりした後帰宅。高速の渋滞が全くなくあっという間に自宅に着きました。
記 車掌