会山行
表妙義 日帰り
●山行期間:2021年11月28日 日曜日
●メンバー:シバ(リーダー) Mario(サブリーダー) クマ(記録) 村々(HP)
●交通手段:自家用車
●行程:4:00相模原出発~6:00道の駅妙義駐車場
6:20発~7:10大の字~9:10天狗岳~9:30相馬岳~11:55鷹戻し頭~12:40東岳手前より下山~中間道~15:30妙義神社~15:50駐車場到着
●天気:晴れ 早朝北風強い 午後は静穏
シバリーダーは2年前に丁須の頭から見た、表妙義の白雲山から金洞山にまたがるギザギザした稜線を見て以来、この健脚ルートを踏破したいという強い気持ちを抱いたようだ。鎖場のアップダウンが連続する8時間の行程、今回はメンバー4名で挑んだ。
妙義神社からのいきなりの急登で険しいコースの幕が開けた。「大の字」で朝焼けに照らされた後、第一の難所、「奥の院」に着く。薄暗い中、垂直に近く距離も長い鎖場を見上げると緊張感が高まるが、いつも岩場で練習しているメンバーなので難なくクリア―できた。稜線の「見晴らし」に出ると裏妙義を含む奇岩と絶壁の連なりが見渡せ、山の成り立ちに改めて興味を魅かれた。また雪をまとった浅間山、赤城山、南アルプスや八ケ岳も見えた。「ビビリ岩」は高度感があり、その上強い北風に晒され、その名の通り恐かった。「背びれ岩」、や「30mの鎖の下降」を越え、第一の目的地である相馬岳で小休止。ここから「鷹戻し」のある切り立った金洞山が良く見え、気を引き締める。
登山道は落ち葉で覆われている箇所が多く、ルートファインディングに苦労する状況だが、Mario氏が地図とコンパスを駆使し的確な判断でルートミスなく進むことができた。最後までトップを務めてもらい本当に有難かった。
核心の「鷹戻し」に入り込む前に、日なたで体を休めエネルギー補給した。急な鎖場と長い梯子が続き「鷹戻し」の基部に立つ。鎖場が数段続く長い岩壁で、鎖を握る腕に疲労を感じながらも無事に乗り切り「鷹戻しの頭」に到着し一安心する。体力に定評のあるシバ氏ですら「腕パンパンですよ」と言っていた。
その後に続く「2段ルンゼ」の鎖は垂直かつ足場が悪く、皆苦労しながら下降した。後半の東岳と中之岳は省略して中間道に降りた。
中間道は意外にもアップダウンがあり、足腰に堪えたが、一般登山道なのでもう危険箇所はなく、庇の様にせり出した岩壁や紅葉を楽しみながら歩くことができた。男4人で落ち葉を踏みつつ、たわいもない話をしながら過ごした時間に私は安らぎを感じた。
大の字にて
奥の院の鎖場を楽勝で登るシバ氏
高度感のあるビビリ岩を通過して笑顔がこぼれる
背びれ岩はナイフリッジ状でした
相馬岳で休憩
鷹戻しを登るクマ氏
2段ルンゼを下降するMario氏
中間道は平和でした