会山行 

日和田山 (55周年記念登山バリエーションの練習) 日帰り

 

山行期間:2022617日 金曜日

メンバー:シバ、カツ(サブリーダー)、車掌(記録)、村々(リーダー HP) 

交通手段:電車

行程:639JR橋本駅出発~800西武秩父線 高麗駅着

830日和田山登山口~男坂~900日和田山山頂~休憩~930945岩場着 1000登攀練習~1430 1450岩場発~1530高麗駅~1715JR橋本駅到着  

天気:曇り後晴れ 午後は気温高い 

 

55周年記念登山バリエーションの練習として日和田山へ。日和田山は駅から近く変化に富んだルートがあり、休日は大変混雑するので平日に設定した。

まずはメンバー全員が未踏の日和田山の山頂(305m)を男坂経由で目指した。男坂は岩をよじ登る箇所が適度にあり良い準備運動になるが、山頂までは30分で着いてしまい少し物足りなかった。眺望の良い金刀比羅神社(ことひら)で休憩し、そこから南側に下り、目的の岩場に到着した。

日和田山は大きめの男岩、小さめの女岩からなる。意外にも濡れているルートが多いが、男岩南面は比較的良く、一番手ごろなクラック(5.5)と左ルート(5.6)にトップロープを張れた。カツ、車掌、シバらにとっては初めての岩なので、いい意味で緊張しているようだ。広沢寺の凝灰岩とは違い、ここのチャートという岩はごつごつしてガバ(しっかり握れるホールド)も多いが、ところどころ平らで大理石のようにツルツルした部分があり、そこはフリクションがほとんど効かないので要注意だ。

カツ&車掌 シバ&村村の二組に分かれて登攀した。シバは左ルート核心の小ハング直上にこだわり、数回トライした末に成功させていた。この時間になると数組のパーティーが現れるが、登攀可能なルートが少なく苦労していたようだ。

 我々は更に右ルート(5.6)とリッジ(5.7)にロープを設置して登攀を繰り返した。右ルートは下部がスラブ、上部に垂直に近い壁があり、そこを乗越すのが醍醐味だ。4人共にスタンスとホールドを慎重に探しながら登攀に成功していた。トップロープとはいえ、初めてのルートを登りきると嬉しいものだ。

 リッジの取り付きは完全に濡れていたが、シバが果敢に挑む。私は「濡れていたらそこは登らない」と決め込んでいたので、シバの発想と積極性に触れて反省させられた。全体が濡れていて沢登りの様相だが、シバは渾身のクライミングで核心部をクリアーした。続く車掌も日ごろのジムでの鍛錬が実り、1回目でサクッと成功させていた。またレイバックで登るルートがあり、車掌がトライするも、ここも完全に濡れていて、次回の課題に残された。

 14時過ぎに終了し、その後、チムニーのある女岩を見学し岩場を後にした。慣れないルートの経験、また傾斜のあるルート、小ハング、スラブ、濡れた岩など変化に富んだクライミングは本番に向けて良い練習になったと思う。

予定通り橋本駅の王将で餃子をつまみながら生ビールで乾杯。運動した後で皆さん食欲旺盛でした。「王将ラーメン大盛り」の後に「冷やし中華」を平らげた人の食欲には素直に圧倒されました(笑) 

ロープやギアを背負って、男坂経由で山頂へ

あっという間に日和田山山頂

快適なクライミングを楽しむシバ

右ルートの核心の壁を乗越した車掌

右ルートのスラブを行くカツ

リッジの右側の濡れた岩に張り付く村村

久しぶりに乾杯 皆さん良い表情です