個人山行

中央アルプス宝剣岳(2931m

記録者:JOJO

 

期 日 :2023年3月7日(火)~3月8日(水) 快晴

参加者 :ソロクライミング JOJO

交通手段:自家用車(自宅出発06:00~菅の台バスセンター08:30)

          バス(菅の台バスセンター0910~しらび平0945

     ロープウェイ(しらび平1005~千畳敷10:12

行 程 :千畳敷駅(1053)~装備を整え出発~サギダル尾根基部(11:30)~

(7日) サギダルの頭(12:30)~宝剣岳(13:42)~宝剣山荘(14:49)~千畳敷ホテル着

     (15:35)

(8日) 千畳敷ホテル(08:30)~宝剣岳中央稜洞窟(10:45)~左側雪壁を約1P登る(11:30)~千畳敷カールへ下降後千畳敷駅(12:45)~ロープウェイにて帰路

     

装 備 :(装備)ツエルト・雨具・手袋・ストック・帽子・アイゼン・スリング・

         ヘッドランプ・保険証・常備薬・コンパス・地図・水分・行動食        

         アイスバイル・インサルマット衛星電話・非常用GPS・その他

 

記 録 :

 年間20日は登る宝剣岳、本日も快晴でとても気持ちの良い日です。余計な荷物は千畳敷ホテルに預け、アイゼンを装着し駒ヶ岳神社に拝礼し出発。サギダル尾根基部を目指し駒ヶ岳神社左側より直登します。

 先月とは違いハッキリしたトレースが伸びているためかなり歩き易い。サギダル尾根基部に着くころには気温が高いこともあり汗ばんできました。40分程度直登したところでサギダル尾根基部に到着。

 本来はここで右側に見える岩稜に取り付くのですが毎回登っているので今回は雪も締まっているのでこのまま雪壁を直登します。ここからはトレースもないためキックステップとダブルアックスで慎重に登ります。傾斜は60度~80度ぐらいで程よい緊張感があります。1P程度登り岩稜からのルートに合流、ここまで来れば一安心ですが滑落すれば

三途の川まで行ってしまうかもしれません。(最近歳を取ったせいか高い所が怖くなってきました。そのため途中で下部はあまり見ないようにしています。)

 あと1Pでサギダルの頭です。いつものルートなので、木の枝などをホールド代わりにして進みサギダルの頭に到着。(相変わらず天気は最高で気持ちがとても良い)

 

 今までの疲労が一気に吹き飛ぶ。いつも通りひと時の休憩。1つなく快晴である。稜線はほぼ無風状態で寒いと言うほどでもなく快適。

 10分の休憩後、宝剣岳を目指し出発。しばらく傾斜も緩く広い稜線を三沢岳分岐までダラダラと歩く。ここからいよいよ宝剣岳まで雪と岩の狭いルートを進みます。今回一ヶ所痩せたナイフエッジがあり今回一番の緊張個所。落ちたら確実にアウト、慎重に進み難無くクリアー。

 鎖場等数ヶ所進み宝剣岳山頂(2931m)。積雪のため神社の祠は埋もれていました。ここで遅い昼食休憩。山での食事はいつも美味い!腹もいっぱいになったところで宝剣山荘を目指し北稜を下山、南陵を登るよりは比較的に優しいが気はぬけません。 数十分の下降で宝剣山荘到着。バスに乗り合わせた登山者がテント設営準備をしていたので数分間、山の話で盛り上がる。お互いの安全を願い別れ、千畳敷ホテルを目指し千畳敷カールを下降。人の踏み跡は歩きにくいので自分のペースで勝手に歩く。快適に下り難無く千畳敷ホテルに到着。

 朝出発以来、宝剣山荘で一人、カールの下り一人しか逢わず、またまた貸切状態の山行でした。天気も良かったため南アルプス方面の眺望も最高でした。

 

 3月8日(水)2日目

本日は朝から15~25ノット程度吹いていたので、何処へ行くか考えたうえ宝剣岳中腹の洞窟ぐらいまで行ってみるかということで出発。一人での登山はまったくのんきでいいような気がする。カールを途中まで登り一般ルートに別れ傾斜のきつい雪壁を2時間ほど登り洞窟到着。

アイゼンとバイルしかないため1Pほど登り今きたルートを下山。12時55分のロープウェイに間に合ったので一路帰路につく!

 

 反省点

  クライミング道具を持参すれば今少し面白い登山が出来たかなと思った。

 

参考記録

  (1日目)行動合計時間 4時間42分(休憩時間 2時間14分)

   行動距離 1.9㎞ 高低差 318m

  (2日目)行動合計時間 4時間20分(休憩時間 1時間20分)

千畳敷駅よりサギダル尾根を目指す。

サギダル尾根基部より雪壁を直登。

サギダル尾根。滑落注意!

サギダルの頭で、のんびりひと休み。

宝剣岳南稜危険個所通過。

一気に下って終了。お疲れ様でした!