会山行

高尾山・小仏城山フラワーハイク

記録:デラ

 

実施日2023527() 晴れ

参加者:さちこ(L・記録)mt_kawani(SL)K(仮称)(体験山行)、デラ(HP・写真)

山行目的:花の山高尾山でお花を楽しもう

交通:電車 バス

行程:相模原6:286:43=八王子6:53=高尾7:00=バス7:12(小仏行き)=日影7:30~日影~日影林道~小仏城山(11:45昼食)~一丁平(12:20)~高尾山頂~高尾山口(17:00

装備:飲料水、行動食、ヘッドランプ、ストック、帽子、手袋、雨具、地図、コンパス、カップ、医薬品、ツエルト、カメラ、筆記用具、携帯電話、その他山行に必要とするもの

予定花名:サイハイラン・サワギク・ガクウツギ・コゴメウツギ・キツネノボタン・ミゾホウズキ・キジカクシ・エビネ・タカオワニグチソウ・スズムシソウ・キンラン・イナモリソウ・ワニグチソウ・カモメラン・ムラサキムヨウラン・ムヨウラン・ツチアケビ・セッコク

地図:昭文社 山と高原地図「陣馬 高尾」

対象地形図:二万五千分の一、「与瀬 」

 

記録

橋本駅6:20発の電車で高尾駅を目指す。久しぶりの会山行なので少し緊張しながら高尾駅に着く。今日は体験山行のKさんが参加の予定なのだが、リーダーのさちこさん、mt_kawaniさんが到着するまで、そばにいたのに気が付かなくて焦ってしまった。小仏行き7:12発のバスで日影バス停を目指す。

バスの中はいつもの様に混んでいた。日影バス停で下車し、日影林道入り口まで移動。入口近くのポストに計画書を投函し、初参加のKさんと自己紹介して、それぞれカメラを準備して出発する。

林道入口から5分位歩くと23台駐車出来そうなスペースがある。この場所は城山に向かう2つのコースの分岐点になる。まっすぐに進むと日影沢林道を通って城山山頂に向かう。右手の沢を渡り斜面を登ると城山の東尾根をほぼ真っ直ぐに登り城山山頂に向かうのだが、自分は未体験である。

コースの分岐点から10分位歩くとキャンプ場がある。キャンプ場前の分岐を左に行くと高尾山の4号路に出る。直進すると城山に向かう。キャンプ場でトイレをお借りした後、トイレそばに生えている植物を観察、マタタビの葉が白くなっているのがチラホラ見えた、紫の桑の実を鑑賞する。小休止して林道に戻り進む。

道沿いに高木で花が良く見えにくいがエゴノキが咲いていた、見た目は白い花で可愛いが実に強いエグミのあるエゴサポニン(有毒)を含むことに由来らしい。またモミジイチゴ(紅葉苺)の実が熟していました。ハナイカダ(花筏)の実が大きくなっていました。

萩原作業道()のそばの小屋前で休憩する。さちこさんから頂いたミカンのシャベットが冷たくて美味しかった。日影沢林道が日影沢に別れを告げて右に大きくカーブした所に車止めのゲートがある。ゲートの脇をすり抜けて急斜面をジグザグに登ると視界が開け、前方に城山の山頂が、後方には高尾山が見えてくる。

城山手前を右折して小仏峠へ迂回する登山道に入って数百メートル進み、右側の藪の中に入っていくと踏み跡のある細い道にでる。杉林を蛇行しながら目的の花を求めて進み、数か所でエビネの花が咲いていた。また紅シャクナゲも咲いていた。撮影後、小仏城山にある城山茶屋のテーブルを確保して昼食をとる。

さちこさんからノンアルコールビールをご馳走になり、喉を潤す。昼食後、高尾山を目指して下山する。一丁平で右折して大垂水峠方面に進み、分岐手前で右側の林に入っていく。すぐに保護されている目的の花を発見、また撮影する。撮影場所には、女性の花好き登山者がおり花情報を交換しながら、しばし時間を過ごす。路に戻り、下っていき分岐を左折して林道~学習の歩道を経て大垂水峠分岐まで進み、右側のモミジ台下のルートに進む。沢沿いの細い道を進み、道沿いの踏まれそうな位置に一輪のギンランが咲いていた。モミジ台下にある東屋で小休止し、出発して直ぐの所で、また花を発見し撮影して進み、高尾山下分岐を3号路へ、途中薬王院のトイレによった後、2号路付近で最後の撮影を行い、ゴツゴツした岩混じりの急な道「琵琶滝道」を下る。

「琵琶滝道」は、中腹の1号路沿いにある霞台と6号路の琵琶滝を結ぶ道。古くは薬王院参拝のメインルートとして使われている時代もありましたが、今はコースマップにも載っておらず、知っている人だけが通るマイナールートです。混雑を避けて中腹とふもとを行き来できるので、山歩きに慣れてる方に人気です。ふもと付近で分岐を左折、琵琶滝方面と反対の「東京高尾病院」の横を通りケーブルカー清滝駅方面へ進む(病院道)。無事清滝駅前の広場に到着(17:00)、高尾山口駅から帰宅する。

今回は撮影ポイントが沢山有り、また花に詳しい先生が二人いたため、撮影に夢中になり予定より遅い時間なってしまった。参加者の皆さんお疲れ様でした。

今回参加されたKさんにとって、体験山行が普通の登山山行でなく、ディープなフォトハイクになってしまって申し訳なく感じた。

後日、会に入会していただいたのでほっとしています。

1.淡青紫色のミヤマヨメナ(深山嫁菜)か?

2.多年草で、花の姿を戦国時代の武将が戦で指揮をとるときに使った采配(さいはい)に見立ててサイハイラン「采配蘭」の名が付けられたとのこと。

3.サワギク(沢菊)

4.ガクウツギの花期は5~6月で、枝の先に散房花序をつけていました。

5.スイカズラ:開花の時期は5月から6月頃で、枝先の葉のわきに甘い芳香がある花を2個ずつつける。花は長さ約3~4センチの筒状で、先が上下2枚に分かれ、上の花びらは4つに裂ける。はじめ白色かわずかに紅色をおび、やがて黄色に変わる。

6.ウリノキ(葉の形がウリの葉に似ていることから、その名が付けられた)

7.キジカクシ(クサスギカズラ科)[雉隠し]アスパラに似ているが、歴史は野菜のアスパラガスより古い!

8.高尾山の花好きには常識、エビネの花求めて標識のない山道に入る

9.エビネの花(多年草)が今年も咲いていました

10.スズムシソウ((鈴虫草))

11.ベニシャクヤク(紅芍薬)の自生地にて(数株)、咲いているのが見れました

12.アヤメ(乾燥地)、カキツバタ(水の中)、花菖蒲(湿地地帯)といつも間違います。

13.ヤマボウシ 秋の紅葉の時期も最適(※赤くなった実は、美味しくないが食べれる)

14.蝶が舞ってきた、コミスジか?

15.保護エリアに咲くムヨウラン

16.ツレサギソウかギンラン(銀蘭)?

17.Kさんとmt_kawani談笑中

18.東屋で小休止、思ったより歩いて疲れました

19.ムラサキムヨウラン(よく見ると微かだが花が紫に見える)

20.道路わきの土手に自生の花ミョウガ(花茗荷)