会山行
冬合宿 赤岳
記録:シバ
【日程】 2024年1月13~14日
【参加者】 小原(L・記録) Mario(会計) 久円(食当) シバ(HP)
【交通手段】自家用車
【工程】
1日目
4:00相模原発~圏央道・中央道小淵沢IC~7:00赤岳山荘駐車場~7:20出発~8:40堰堤広場~10:20赤岳鉱泉~テント設営~昼食後ビーコンによる埋没者探査訓練~17:00夕食~19:30就寝
2日目
4:00起床~朝食後6:00出発~6:50行者小屋~8:40地蔵ノ頭~9:15赤岳天望荘~10:00赤岳~12:00行者小屋~12:30赤岳鉱泉~休憩・撤収~16:00赤岳山荘
【天候】1日目曇りのち雪 2日目晴れ
【記録】
楽しかった正月休みが終わりすっかり気持ちは仕事モードになってしまったが、再び山モードに気持ちを切り替えて雪山に行ってきた。目的の山は赤岳である。そう、昨年我が山路会の精鋭が目指したものの悪天候により断念した赤岳にリベンジをしてやろうということなのだ(嘘です)。
前日会社の新年会に参加し焼き肉をたらふく食べ、さらに寝不足のせいで少々気持ちが乗ってこない感はあったのだがたるみきった体と緩み切った心を引き締めるべく現地へと向かう。相模原出発時はいくらか暖かかったのだが駐車場に着くとさすがに寒い。もう、早速メンタルがやられる。だがここまで来た以上行くしかない。ファイト一発歩き出す。すると何故か不思議と思ったより足取りが軽い。途中のコンビニで買って飲んだ安物の栄養ドリンクが効いたのだろうか。しばらく歩くと、小原氏のストックが折れるハプニングが発生。ここのところ小原氏とご一緒する機会が多いのだがいつも何かしら話題を提供してくれている気がする。きっといわゆる持っている人なのだろう。
そんなこんなで自分的には割とあっけなく赤岳鉱泉に着いた。だが、いつの間にか降り始めた雪がテント場に着くころには本降りとなり風も出てきた。気温もグーンと下がってきた気がする。そうだ、こんな時は一刻も早くテントを設営しよう。中でぬくぬくしてやるんだと気合を入れてテントを設営し中に飛び込む。が、やはりさむいっ。一度冷えた体はなかなか暖まるものではない。「誰か早く火を起こしてくれっ。いやいや、そういうのは一番経験年数の浅い私の役目だった。」などと思っているうちに先輩方が手際よくコンロをセットし火を起こしてくれる。「ふぅーっ。これで一安心。」
安心したのもつかの間、昼食後にミニ講習会をやるとのこと。お腹が痛いことにしてテントで昼寝でもしてようかと思ったが怒られたくないのでそこはおとなしく従う。ビーコンを使って埋没者の模擬探査訓練を行うらしい。久円さんが一足先にテントを飛び出し埋没者に見立てたビーコンを雪の中に埋めに行った。Marioさんは久円さん同様講師なので私と小原氏の二人が生徒になって埋まっているビーコンを探し始める。講師二人に生徒二人、マンツーマンである。まるでどこぞの予備校のようだ。手は抜けない。自分のビーコンをサーチにし矢印と距離を頼りに探す。小原氏より先に探しだしてほめてもらうんだ。と思っては見たもののどうも矢印が定まらず手こずる。すると優しいMario講師が横に来てビーコンは常に同じ向きでとか水平に構えてとか手ほどきをしてくれ何とか場所を特定する。そしてブローブを刺して探しあて無事掘り出すことに成功。これをもう一度やった。もう寒くて寒くてこの時点で私のやる気スイッチは完全にoffになってしまった。というわけでまだなんか他にもやりたくて仕方ないらしい久円さんを必死に説き伏せテントに無事に帰還する。その後、久円さんお手製の暖かいお鍋を夕食にいただきこの日は就寝した。
二日目の朝は、3:30起床の予定であった。自分は目覚ましをセットしておいたので予定時刻に起きたのだが他に誰も起きる気配がない。これ幸いと再び眠りについた。すると4時過ぎであっただろうか誰かがゴソゴソ起きだしたので自分もあわてて起きた。朝食を取り出発の準備をする。前日の夕食の時に小原氏が体調不良によりテント番をするとの発表があったので他の三人でピークを目指す事になった。この日は前日の吹雪が嘘のように雲一つない快晴。きっと私ではない誰かの日頃の行いが良かったのだろう。行者小屋までのなだらかな道は良いウォーミングアップとなる。行者小屋でビーコンの動作確認をしたり身支度を整えたりして再びピークを目指す。とにかく天気が良いので気持ちが良い。少々風が強いくらいで暑からず寒からずといったところであろうか。
先頭を行くMarioさんがペースを上げようとするのを抑え込むかのように二番手久円さんが乱れる事のない、いい感じのペースで歩いてくれたおかげで、なんかまだ行けそうな気がする~。くらいの調子で山頂へと到着。結構風が強かったため記念撮影などをし、とりあえず下山を開始した。下山時も雪がしっかりつくところには付いていたので特に危なげなく面白ハプニングもなく小原氏の待つテント場に到着した。
テント場では我々の帰りを待つ間たくさん昼寝をしたせいか満面の笑みで小原氏が出迎えてくれた。とりあえず昼食を取り小休止したのちテント撤収し、テント場を後にした。
駐車場までの道中、後ろを振り向くとそこには我々を圧倒するかの威容で赤岳をはじめとする南八ヶ岳の山々がそびえたっていた。ぜひまた来年も来ようと思う。
もみの湯に立ち寄り冷え切った体を温め相模原に向かって帰路についた。
1赤岳鉱泉までの道はなだらかです
2テント設営中
3皆でビーコン救出中
4寒いのでお鍋はありがたいです
5 2日目、順調に高度を上げます
6山頂にて
7南八ヶ岳の山々が空の青さに映えます