会山行 春合宿
前穂高岳 奥明神沢
山行日程:2024年5月4日~6日
メンバー:カツ(CL/記録)・Mario(SL/HP)久円(会計/食当)
交通手段:自家用車
行程:
4日 天気:晴れ
2:00相模原発⇒相模原IC⇒4:20諏訪湖SA長野自動車道松本IC⇒5:35沢渡第二駐車場着⇒
朝食&支度6:25沢渡駐車場出発⇒6:45上高地BT着⇒7:10上高地出発⇒11:50岳沢テント場着
⇒テント設営&昼食⇒14:00~15:20奥明神沢偵察⇒夕食・就寝
5日 天気:快晴
2:30起床⇒朝食&身支度⇒4:35出発⇒奥明神沢-ダイレクトルンゼ-7:10ノド⇒
⇒8:00前穂高岳山頂⇒9:10下山開始⇒11:20テント場着⇒装備干し、昼食、日光浴、
夕食-就寝
6日 天気:曇り時々雨
4:30起床&朝食⇒テント撤収⇒7:25テント場出発⇒10:00~10:30河童橋(ティータイム)⇒
10:55上高地バスターミナル⇒11:20沢渡駐車場着⇒12:15~13:45竜島温泉せせらぎの湯⇒
14:30~15:50諏訪湖SA⇒19:00頃相模原到着
今回の春合宿は、雪のある時にしか登れないバリエーションルート初級?の奥明神沢から前穂高
岳へチャレンジしてきました。
装備は軽くし、昼食は小屋で食べる事として食料は共同食と行動食以外はあまり持たず、その他は
テント泊装備と登攀用具などとした。
奥明神沢の偵察では気温が上がると雪が腐るので、登攀は雪が締まっている早朝に決行すること
にし、緊張しながら翌朝4時30分過ぎに出発。
沢の幅が狭くなり傾斜が増してきたあたりでシュルシュルと音が聞こえ、先行するカツ氏から突然
「石ー!」と叫ぶ声が!、顔を上げると30cm程の石が空中を手裏剣の様に高速回転しながらこ
ちらの方へ飛んでくるのが視界に入り、思わず姿勢を低くして石は2メートル横を風切音を残して
飛び去ってゆく。カツ氏曰く、突然だったため「ラーク」が出ずに石と叫んだとのこと。
あんな落石の直撃を受けたらひとたまりもないので、その後は落石の恐怖と戦いながら前穂沢へ。
ノドの部分の氷は薄く、氷の下は空洞になっている様で解け落ちるのも時間の問題か。
そして急斜面を登り詰めてやっと前穂高岳の山頂に立てました。
下山も慎重に且つ迅速に、どこから落石が来るか分からないので背後に注意しながらの下山、日
が当たっている箇所は雪が緩んでいるため歩き難い。
この前穂沢上部は傾斜も急で、転倒すれば100mは滑落するので、的確なアイゼン、ピッケルワ
ークが出来なければ、立ち入らない方が無難であることは言うまでもない。
お昼前にテント場へ戻る事が出来て、昼飯は岳沢小屋のテラスで上高地を見下ろしながら生パス
タを食し、その後はのんびりとした時間を過ごして午後の岳沢を満喫することが出来ました。
1.奥明神沢への取り付き
2.急斜面を登って行きます
3.ノド、傾斜が急です
4.滑落したらヤバいです
5.最後の斜面をトラバース
6.山頂でポージング
7.下山も危険
8.下山後のお楽しみ
9.達成感に満ちています